Neetel Inside ニートノベル
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      『鬼』

   酒呑童子
 赤い髪を持つ頑強な巨躯の大鬼。多数の鬼を従える、日本史上最大最強と謳われる鬼の首領。
 鬼性種特有の頑丈な肉体はあらゆる物理攻撃を跳ねのけ、金剛力の宿るその一撃は本気で打てば街一つを潰せると云われている。
 鬼の持つ神通力はほぼ全て使えるが、小細工を嫌う性分故に戦闘で使うことはまず無い。
 名の示す通りの酒好き。酒を断つことはすなわち生命の存続にすら関わるほどの一大事で、少しの間飲まないだけでも力が一時的に低下するほど。
 自らが討ち取られた伝説と同じく、嫌いなものは嘘と法力。

   茨木童子
 神門守羽が討ち取った大鬼。酒呑童子の右腕的な存在にして腹心の部下。
 酒呑童子の次に強い実力者であったが、かつて街にやってきた折に起こした事件の中で神門守羽と激戦を繰り広げ、その果てに退治された。
 茨木童子の死亡により人外情勢に『鬼殺し』の存在が広く知られることとなり、酒呑童子が同胞殺しに強い怒りを覚え『鬼殺し』の抹殺を決意することになった。

   牛頭
 牛の頭に人身の鬼。
 馬頭と共に酒呑童子に仕え、心酔している臣下。
 冷静にものを見て、あまり感情的に動くということをしない。その真逆にある酒呑童子や馬頭を諌めたり宥めたりするのにそれなりに気を遣っている苦労人。
 ただ役割としての自分の立ち位置をよくわかっているので、あえてそこに突っ込んだりすることはしない。

   馬頭
 馬の頭に人身の鬼。
 牛頭と共に酒呑童子に仕え、心酔している臣下。
 短絡的にものを考え動きやすく、よく相棒である牛頭に指摘を受ける。
 難しいことは基本的に牛頭へ任せっきりにしているが、それは牛頭に対する信頼の証でもあり、自分は牛頭の考えを聞いてどう動くかを決めることにしているのでお互いに関係性はこれで成立していると理解している。

       

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