ヤング感想1/柴竹

 ひとまず、今回の感想企画に携わる一員として役割を頂いたにも関わらず、UPが大変遅くなってしまったことを謝りたいと思います。すいませんでした。
 自分も担当させていただくヤングVIPは全作品を担当される後藤先生もいらっしゃるということで、自分は割と自由に作品を選んで良いということです。なのでお言葉に甘え、色々と好き勝手に書かせていただこうと思います。
 もしかしたら、少し棘のある書き方になることもあるかもしれませんが、これより以下の文章は全て、まったくの善意によって書かせていただきます。誓って、邪な感情は含みません。己の身分もわきまえず生意気なことを宣うかもしれませんが、その全て、作者さんの今後の創作活動の一助となることを祈ってのことです。
 ……UPが遅れ、散々叩かれているということもあって緊張気味ですが、あんまりかしこまった書き方してもしょうがないですね。以下感想。

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 ◆本当にあった後藤健二の話
 ・かの松井優征は言いました。「一日の終わりに、ベッドに持ち込まれる漫画を描きたい」と。この作品は、それを体現することのできた一握りの作品であると私は思います。
 一日の終わり、寝惚け眼で読む作品はこれでありたい。ハラハラドキドキのシーソーゲームに夢中になる内に、気が付けば眠りに落ちているような。そんな心地の良い夜がいい。
 もう、何度読み返したかわかりません。
「何度読み返しても面白い作品が最上」という理論に則れば、この作品がナンバーワンかもしれません。既に結構な長さになる作品ですが、未だに、ふとした空き時間には「あ、コレ読み返そう」と頭を過ぎってしまいます。
 とにかく、リアル感。
 ネットで「エッセイ」を名乗る作品の中には「ウソだろ。これホントかよ。まーたRT乞食やアフィカスかよ死ね半ニートが」と穿った見方をしてしまう物もあります。皆さんもあると思います。しかしこれはそんな紛い物とは一線を画しています。自分が某twitter上で作者の人となりを知っているというのもあるかもしれませんが、とにかく、真実によるエッセイであると信じることに懐疑の余地が無いのです。事細かく描写された作者の目線、実際にその当事者となることでしか知り得ないような業界の闇、すぐ傍らで息遣いの聞こえてきそうな、リアリティのある登場人物たち。全て作者の実体験なのだろう、と疑いなく咀嚼することができました。
 作者である後藤健二の大学卒業後~現在までの半生を描くこの作品では、節目節目で踏んだ恥や失敗を惜しみなく晒しています。基本的に読者は、他人の順風満帆なサクセスストーリーなんぞに興味はありません。進み、立ち止まり、時には一歩下がる。迷い苦しむ作者の右往左往や降りかかる災厄が、恥じることなく描写されている。「うわぁ~、俺だったらこれは恥ずかしくて描けないなあ」とそう感じてしまうような話までもが正々堂々と描かれている。そこに、どうしようもなく惹きこまれてしまう。
 これは個人的な見方ですが、作者の画力自体は、必ずしも秀でているとは言い難いかもしれません。誤解を恐れず言わせていただきますが、「なのに」、惹き込まれる。なのに、真に迫る。ゴクリと生唾を飲み、時間も忘れのめり込む。
 そういった作品を描くことができるのは、本当に限られた人間だと思います。
 文字数も新都社トップクラスかもしれませんが、そこは小説でも人気を博した作者のこと。なんらストレスなく読み進めることができます。
 これから社会人になる方、特に営業職に就く可能性のある方には、ぜひ読んでみて欲しい一作です。
 ちなみに私はこれを読んで営業だけは死んでもやらないと誓いました。



 ◆脳筋ちゃん
 もう、おっぱいの柔らかいこと柔らかいこと。
 開始1ページ目で、「こいつ(作者)は本物だ」と生唾が鳴る。
 溢れんばかりの乳房。激しく揺れる。ベッドに突っ伏し、その形を歪める。肉感。宮川大輔「こんなん絶対柔らかいですやん」その感触が容易に手に灯る。火照った表情が官能に狂う。肉感。頬ずりされる尻肉、肉感。
 3次元より2次元でシコることの方が多い私ですが、これだけの体を描く作家にはそうそう巡り会うものではありません。
 絵も可愛いし、体つきもめちゃくちゃエロいし、スレて援交なんてやっちゃってるし、かと言って悲壮感を身に纏うでもなく、他の女子高生と同じように天真爛漫に人生を謳歌している。
 うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 そんな女子高生、臼井幸が叶きんこと出会うことから物語は始まります。
 臼井幸は援助交際で稼いだお金を借金の返済に充てており、決して私利私欲の為、小遣い稼ぎで春を売っている訳ではないというのも男性読者としては高ポイント。
 その豊満な乳房を揺らすの揺らさないのって、順調に借金を返済してゆく。しかしある日、料金の支払いを渋る客が現れて――。
 身の毛もよだつ事件に巻き込まれてゆくわけですが、もう、いちいちエロいです。凌辱系も全然イケる私としては、左手に陰茎を握りながらこの作品を読んでいました(筆者は普段は右利きだがイチモツの扱いに限りサウスポー)。
 動きのある絵も上手く、暴力的なシーンもかなり惹きこまれてしまいます。
 結局、叶きんこもめちゃくちゃカッコいいし、とても素晴らしい作品です。
 惜しむらくはこの企画日である3月13日以来、更新が空いていること。遠からず、続きが更新されることを強く祈っています。
sage