Neetel Inside ニートノベル
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「あああああああああああ、くそがあ!!」
 激しく胸をかき乱す憎悪。この言いようのない怒りは一体なんなのか。
ボクはどこから来るともわからないこの怒りをどこにぶつけるとも知らず
ただただ持て余していたのであった。

 
 計画は大成功。神から能力を貰い受け、ボクは今下界にいる。ではなぜ
ボクの胸はざわめくのだ? 脳裏に焼き付いた神の顔がボクをあざ笑う。

 ああ。あのボクを見下ろす神の顔、ボクに笑いかける口元、すべてを悟っ
たようなあの目。神のすべてがボクを委縮させる。
 そうだ。この収まらない怒りの原因。それはすべて神のあの態度のせい。
ボクの提案をあっさり受け入れた神。まるでボクごときに何ができるのだ
と言うかのごとく、簡単に。

 神にとってボクなど脅威となりえない、そういいたいのだろうか。ボクは
どこまで行っても神の手のひらの上。ここからは決して逃れることはできな
いのだろうか。

 それならボクの決意は? 神に背くと決めた行為は何の意味もなかったと
言うのだろうか。

 空高くボクを照らす太陽の光。けれどもそこから伝わってくる熱は今の
ボクには冷たすぎた。雲一つない青空の下、ボクは独り空を仰ぐ。

 ここにはボクを知るものは誰もいない。ボクの隣を通り過ぎていく人々は
今までボクとは全く関わりを持たなかった者たちだ。ボクは本当に一人に
なってしまったのだ。けれどもそれはボクの望んだ結果。当然さみしさを
おぼえるなど筋違いである。。

 神に見捨てられたボク。ならば見返してやろうじゃないか。ボクが立派
に天界の脅威となりうるということをみせてやる。ボクは決意を新たにし、
天高くボクを見下ろす太陽をにらみつけるのであった。





「ぎゃあああ、目がああああああああああ」
 人間の体と言うのも難儀なものである。

       

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Neetsha