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社説
ライブドアショック

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生扉衝撃



2006年1月16日


日本に衝撃が走った



「証券取引法違反容疑、東京地検特捜部ライブドアを捜索」



突如行われた発表。それまで世間をにぎわせていたライブドアに降りかかる天災。
想定外の事態に多くの日本人が驚いた。


ライブドア関連会社の起こしたこの証券取引法違反事件のために
日本経済は大きな混乱に陥ることとなった。
発表後早速ネットでライブドア強制捜査に対する様々な意見・憶測・情報が飛び交った。
そして月曜日、混乱は株式市場に現れた。


「日経平均株価(225種)の終値は前日比462円8銭安の1万5805円95銭と
2005年12月27日以来、約3週間ぶりに1万6000円を割り込み、
04年5月10日(554円12銭)以来最大の下落幅となった。」


株価の大幅な下落。日本経済が上向いていたことに加えて
それまでライブドアが急激に株価を上げていたこともあり、
大きな伸びを見せていた日経平均はライブドア株が大量に売られたため大きく落ち込むこととなった。


さらにライブドアに関係ないほかのIT企業の株価も軒並み下落。

ライブドアのせいで日本のIT企業に対するイメージ・信用そのものが大きく傷つけられてしまったようである。
また堀江社長にあこがれていた若手の起業家達からも落胆の声があがっている。
由々しき事態である。
今後IT企業には投資家に対する信頼の回復につながるようなアクションを起こす必要がでてくるかもしれない。


とにかくこのような事態を引き起こしたライブドアは事件の全容を明白にする責任があり、
今後他の企業にはこのような事態を引き起こさぬよう、常に法を遵守した、誠意ある態度で営業に臨まなければならない。

また東証がこのライブドアショックに伴う約定件数の増加によりシステムの停止という事態に陥ったことも問題である。
東証はそれまでシステムトラブルによる取引の中止や、システムバグによるみずほ誤発注の取り消しミスなど
投資家に対する信頼を大きく損ない市場機能を麻痺させるような事態を起こしたばかりだ。

結局はシステムそのものが脆弱なためこのような事態が引き起こされているのではないか。
東証は世界三大取引所に数えられる巨大市場である。いつまでもこのような体制を続けていてはその名を折ることになってしまう。
日本の程度が知れてしまう。

市場の秩序や経済を乱したライブドアにはしかるべき責任をとってもらい、
市場機能の中心を担う東証には今後このような事態を引き起こさぬよう常に精確な管理を行うように努めてもらいたいものだ。

そして日本経済もこのようなことで簡単に崩壊しうるものであるわけなのだから、より安定した経済システムを作り上げていくことも必要なのであろう。



※書いてたら堀江逮捕wwwwwwwwwwwwwww


(堀江ネタは皆さんどんどん斬っていきましょう。)

  

     

  
本日、ライブドア社長堀江貴文容疑者(33)らが証券取引法違反容疑で逮捕された。

関連会社の株価を吊り上げる目的で、虚偽の事実を発表した偽計や風説の流布の疑い
が持たれている。

それはともかく、前日の大相撲千秋楽は熱かった。

前日までの数人のデットヒートから、長らく怪我に苦しんだ技巧派大関栃東と、新進
気鋭のモンゴルの英雄の息子関脇白鵬のマッチレースとなった千秋楽は、後半の十分
以外は(優勝争いを見に来た)観客にとって割合関心を惹かれないものだったかもし
れない。

しかし、二人の場を隔てた闘いだけで、一日分の価値があっただろう。

まず、白鵬。

『恐るべき二十歳』と言われる白鵬。その身体能力と、天性の勝負勘は、モンゴルの
勇者であった祖先達から連綿と受け継がれてきたものだろう。

白鵬は、大関に先んじられた琴欧州を寄り倒しで圧倒した。その姿からは、既に大関
と並ぶかそれ以上の威圧感が迸っていた。彼は今年、どこまで昇り詰めるのであろう
か。

そして、栃東。

ここ数年はとにかく怪我に苦しめられてきた。大関陥落も二度経験した。そんな男が
とうとう迎えた優勝のチャンス。メンタルの弱い日本人力士は多いが、栃東は強心臓
である。この状況に燃えないわけがなかった。

十五日目最後の取り組み。そして、それは今場所最後の取り組み。しかし、この日の
相手横綱朝青龍が、場所前からの不調の上に、白鵬戦で負傷した(本人は場所終了ま
で症状について黙して語らなかったが、肘の肉離れだったという)右肘を抱えながら
も、横綱の意地を見せ栃東を地に伏せれば、白鵬との優勝決定戦になる状況だ。

栃東の優勝か、それとも決定戦か――

――勝負は、一瞬で決着した。

手負いの横綱は、力なく地に落ちる。

大関栃東、三度目の幕内最高優勝。

その瞬間、両国は歓声に満ちた。



来場所は、栃東の横綱昇進、そして、白鵬の大関昇進挑戦が、主な話題となることだ
ろう。

白鵬は、怪我がない限りまず間違いなく二桁は勝つであろうと、筆者のみでなく、デ
ーモン小暮閣下他多くの好角家も見ているだろう。

心配は栃東の方である。力は間違いなくある。しかし、怖いのは怪我だ。力と技のバ
ランスが現役屈指の大関だが、技は力によって支えられているものだ。力で応ずるこ
とが出来なければ、相手をいなすこともままならない。怪我をすると、力が崩れる。
そうなれば脆いものである。

何度も裏切られてきた。しかし、何度でも期待したい。

そう思わせてくれるのが栃東の魅力だ。横綱昇進を祈っている。

勿論、今場所不調のまま終わったドルジこと朝青龍は鬼となるだろう。初めての大関
の場所を無難に通過したものの、終盤の脆さに不満が残るカロヤンこと琴欧州も満足
はしていまい。。ひろゆきこと魁皇とチヨスこと千代大海の二大お荷物大関にもいい加
減意地を見せて欲しい。特に魁皇は来場所進退が懸かる場所となることは間違いない
ので、気張って欲しいところ。千代大海には勝ち負けは求めないので、芸術性の高い
秘技『ムーン突っ張り』を毎日元気に見せて欲しい。引き相撲をせずに。突っ張りな
がら引き相撲をするのならむしろ歓迎だが。

来場所が楽しみで、筆者は昨日から一睡もしていない。三月まで一睡も出来ないのは
間違いのないところだ。
  

       

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