Neetel Inside 文芸新都
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お題:電池
タイトル「地球電池」

所感

 まずは目安で最低の2000字で、とりあえずオチのあるものをやっておきたかったので、ジャンルとしては台詞のほぼ無いSFをチョイスしました。お題「電池」に対するアプローチとしては、話に出てくる道具として扱う(例えば、エフ博士がこんな奇妙な電池を開発しましたよ、とか。そういやドラえもんに力電池ってあったな)がベタかなと最初は思いましたが、掌編であって無理にショートショートにこだわると今後の自由度が減るかもなあという事で、発想を変えました。
 イメージとして電池といえば、小さく持ち運びが出来て、身近な存在(業務用のバカでかい奴とかは除く)なのが普通かなと思ったので、ではいっその事スケールを極大まで膨らませて、「地球電池」と銘打てばそこそこ興味を引けるかと判断しました。
 SFとしては、終末論とエネルギー問題は最新の流行からは外れていて(ガチSFなら流行はシンギュラリティとAIとか?)、どうしても古臭い感は拭えないので、まあだらだらと使い古された設定を並べるよりは、さくさくっとテンポ良くやっておこうという方針でまとめました。
 まあSF自体あんまり得意なジャンルではないんですけど、短い話でならボロが出る前に終わらせられるし、諸所の突っ込み所(無重力だから自転してんだろ、とか)は尺を言い訳に出来るので比較的楽ですね。文章はやや固、語彙も難しくならないように絞りました。辞書引いてると書くの時間かかるしね。ストーリーもあってないような物なので、頭を捻る事なく書き進められました。しかしそれらの代償としてテーマが空白です。
 そもそも掌編小説って言葉の定義としては2000字というのも多すぎるのかもしれないな、と思いましたが、最低限お話として成立させるにはこのくらいがちょうど良いと、個人的には。
 という訳で、同じお題「電池」での道場破りを募集。あと別にSFとかこだわらなくていいです。

       

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