1~ニート的生態~
ニートの朝は早い……ときもある。
何故曖昧なのかと言うと、
生活の時間が一定ではないからだ。
ある日は丸一日起きていたかと思えば、
次の日には朝から晩まで寝ていたり。
早寝早起きの日もあれば、
昼夜逆転の日もある。
私はというと……
例にもれず、滅茶苦茶な時間で日々を過ごしていた。
体が重い。
目が覚めて一番最初に思ったことだ。
時計を見るとまだ6時にもなっていない。
もう一度寝ようかとも思ったが、寝付けそうにない。
仕方なく起き上がり……
いや、やっぱ無理。
横になったまま考える。
今日はどうしようか。
そういえば、
証明写真を撮ってこようと思っていたんだ。
でもこんな時間から動くのもなんだな。
うーん……。
でもどうせ早起きしたんだし……!
私は意を決して起き上がり、
おもむろにパソコンの電源を入れた。
そして瞬く間に没頭し、
今朝考えていた事など微塵も思い出す事はなく、
いつもと同じように一日が過ぎていった。