しんど‥‥ここ、校舎の建て替えかなんかでエレベーター修理してるし
バテながら教室のドアを開ける
時間ギリギリに入ったからみんな先生と間違えて
注目を浴びる
「あ、真じゃん!何何、どしたのよ時間ギリ珍しすぎない?」
「透…ハァ」
透なら話を分かってくれそうだ
「透、これから言う事頼むから信じてくれ」
「え?」
絶妙なタイミングで沢尻先生が後ろから入ってきた
「お、白木君じゃないか、どした?そんな息切らして?」
「実は…」
教室に入るタイミングから間違ってたけど
何故か一斉に注目を浴びることになって
俺の話なんか誰も信じてくれそうにないと
「ハァ、何でもありません」
言葉を飲んだ
しかし、沢尻先生は優しい言葉をかけてくれた