黒髪の女の子「ねえアンタはこわいものってある?」
眼鏡の男の子「えっと、そうだね…強いていうなら
自分を正しいと思っている人、かな」
黒髪の女の子「アタシもいちばんアタシが正しいと思っているわよ!」
眼鏡の男の子「ふふ…僕がこわいと思うのは自分以外を間違いだと思ってる
人だよ」
黒髪の女の子「あぁ!それはイヤなやつね!」
眼鏡の男の子「そういう人をコワイとか間違いだっておもったら
ミイラとりがミイラなんだけど…僕はどうしても苦手、かな」
お医者せんせー「よく考えているね。すごいよ」
眼鏡の男の子「あ、せんせー」
お医者せんせー「私も、できることなら自分がやってきたことを
間違いだとは思いたくない。人の性かもしれないね」
『みんながじぶんの「正しさ」を信じて生きている』