Neetel Inside 文芸新都
表紙

イキりオタク、家族にツイ垢バレるの巻き
あとがき

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 ここまで読んでくれた人はありがとう。ここを先に読んだ読者の人についてはなるべく全部読んでもらいたいから中身が気になるように本編の紹介を交えつつも極力ネタバレをしないように努力したいと思う。


 ゆるやかで、でも確実に起きていることがある。技術の発展、ユーザーの増加によって高度な技術を用いた簡素で先鋭的なサービスがガンガン提供されている。インターネットが普及しそれを当たり前のように使いこなし、人が増えたならばさまざまなサービスが展開される。例をあげるならば90年代から00年代初めはパソコンを使え、更に詳しい人間なら簡単な個人ブログをつくりそこで自己表現を行っていた。時が進めば2ちゃんねる式の掲示板やコメント機能を応用した掲示板。企業の商品宣伝向けにクリンナップされ、プロが作成したブログサイト(こういう風に表現していいかわからないが)。個人ブログを作るブームが起こるならば誰でも簡単に、余計な設定をしなくても見易い、そして無料でブログを開設してくれる場所(アメーバ、fc2、はてなブログ)まで出てくる始末。
 一番大きいのは、FacebookやTwitterといった超巨大コミュニティが誕生したことだろう。各地に散らばり下手したら一生陽の目を見ることがなかったような一見役に立たなさそうな技術が「おもしろい!」と思ったユーザーたちに高速的に拡散されムーブメントを起こす。そしてそのコンテンツはガソリンをぶっかけた炎のように激しく燃えたかと思えば一瞬で鎮火しまた別のネタが次は超新星爆発を起こしたかのように激しく燃え上がりまたやはり燃え尽き話題にも上がらなくなる。
 サービスの充実により情報の速度がかなり速くなっている。今まではテレビや新聞が情報の最先端を走っていたのにいまやネットで速報を知り飽きてきたところに、テレビ番組が後追いでやって来るというのが日常的になってきた。下手すれば、インターネットで提供されたコンテンツを丸々コピペしたものがだされる始末だ。


 人口の増加によってさまざまな利用者も増える。ブログのアクセス稼ぎのために手段を選ばない輩。出会いツールとして使う輩。日常を書き綴るために使用するユーザー。ここでぼくはひとつの勘違いをしていた。匿名サービスだと思っていたTwitterも利用者が増え「知り合いと繋がってSNSで、みんなとわいわい同じ趣味を共有したい」というユーザーが一定数増えてきたことに気づかなかった。それはFacebookの役割だろうと勝手に思い込んでいたがTwitterの知り合いと繋がりやすくなる機能によって家族にアカウントがバレてしまったわけで、ほとんど共有できるはずのない、共有する気のないコンテンツを見られるに至ったわけだ。当初はTwitter社を逆恨みしたがこれが時代の流れなのかと感じさせられる一件にもなった。


 一時は本当にTwitterから姿を消そうとするも情報の収集や娯楽の比率を完全にTwitterに重きを置いていたのでそれは叶わなかった。むしろ、こんな便利なサービスを使わない手はない。これは、期間は短く、数も少ないながらその他のサービスに移住しようと努力してそこのコミュニティに慣れようとしたもTwitterを捨てるには至らないほどサービスが満足できなかったのがある。ならばうまく使いこなすしかない。技術に振り回されているうちは三流以下だ。
 
 ツイ垢バレを防ぐために行ったことは7日目に書いた。ツイ垢バレを避けたい人はここを読んで終わりにしてくれてもいい。もし、少しでもおもしろいと思い全部読んでくれたならコメントを残し感想を綴ってくれると僕も幸いだ。先ほど書いた通り、そして前のページに書きなぐったように、Twitterは最強の情報収集ツールだ。使い方を間違えれば強力な毒として僕らの貴重な時間を徹底的に削いでいくが正しい用法をすればあなたにとって貴重なものを提供してくれる。元を辿れば新都社がきっかけではあるがTwitterというサービスによっていろいろなおもしろいコンテンツに触れられ、貴重な知見を得られ、果てはネットを飛び出した先にはバカ高いがとんでもなく美味なご馳走にありつけたし高品質な同人作品を得るにも至った。働きに出た瞬間、業種を問わず世界に対して徐々に閉鎖的になり視界が狭くなるなかでインターネットというサービスによってアンテナを広く張ることができるようになった。それを使いこなすにはどうすればいいか?それは我々ユーザーが少しずつでもいいから今使っているツールのメリット、デメリットを理解した上で自分自身も賢くならなければならない。Twitterに限らずさまざまなサービスは劇薬にも良薬にもなるがバカにつける薬はない。失敗を重ねながらどんどん使いやすくしていければなとぼくは思う。





 ネットピエロがなにを偉そうに……って言葉が聞こえたようなきがするんだけどなんだよ。いいじゃん、ちょっと文化人気取ったって。最後くらいカッコつけさせてよ。こういうの書く機会あまりないし。そもそもコメント欄でも「あ……この人駄目だ」みたいな空気になってるし俺がなにをしたって言うんだよ。あと、コメント4~6番。キミタチノコトハゼッタイニユルサナイカラナ……(泣)
 ではこれをもって筆を置きたいと思います。これからもこのような作品を提供していくと共に皆様から暖かい応援に加えご指導ご鞭撻を頂ければ幸いです。また、この作品のタグに新都社新書とありますが、新書と言うジャンル、ぼくは大好きなので皆さま方の投稿を心よりお待ちしております。H28.5.21 井生守

       

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