Neetel Inside 文芸新都
表紙

見開き   最大化      


燃える星のように回っている蠅。
そこで嵌められて回るのは扇風機。
蛆虫が湧いているのはお前の目の裏。
褐色矮星が黒のフリルを回したの惑星。
スカートの中にヒラヒラとするアナタの目。
目にタッチ。 ゲジゲジにタッチ。
耳にタッチ。 ゲジゲジにタッチ。
髪にタッチ。 ゲジゲジにタッチ。
精子にタッチ。 ゲジゲジにタッチ。
粘液にタッチ。 ゲジゲジにタッチ。
お前の心、にタッチ。 お前の子宮、にタッチ。
錯綜の棺にタッチ。
副葬の頭にタッチ。
吃音の瞼にタッチ。
楽園の扉にタッチ。
頬袋に沢山詰めたどんぐりがはち切れるまでいつまでかかる? 死と裁きはいずれ訪れる。博打とイチゴのミルフィーユ。マグカップに入れられたしょぼいカッター。君は詩人になりなよ。と言われた夕暮れは青だった。壊れた虫に釘の茎。「私は気持ち悪くて吐き出してしまいました!」えぇ、なんなのよぉ。なんなのよ。残機がなくなる。寄生にしたダンスホールが欲しいのだ。ダンスホール。
そんなこと言ってないわ。みんな死ね。
(王子様が私に笑いかけようとも海辺で見つけた貝殻の音はきっと私を幸せにはしてくれないのよと泣いていたわ王子様はそうしていくうちに死んじゃいました幸せはそういうものなのです。)

あれ。本当に、そういうものなの?

       

表紙
Tweet

Neetsha