Neetel Inside 文芸新都
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窓から弾く雨音。バチ、バチ、バチ。うるさいから音楽を流すことにしました。Help! を流す。ジョン・レノンでさえ救いを求めているのに私は救いを求めることすら出来ないのだろうか、電気を暗くしました。……聞き飽きた。ハイパーベンチレイション、RADWIMPS。何言ってるか分からないが、曲調が楽しくて頭ん中がくるくるぱあになります。くるくるくるくる回って、私はどこに行くのでしょうか。きっとそこは天国? 地獄? 選べますか? 選べるわけねぇな。カスみたいな人生歩んで、カスみたいなことばっかして、おまけに精神疾患! ウケる。ウケるよ、この人生。面白いなあ。おもしろ。ハハハハハハハハハハハハハー。はーあ。雨が酷くなってきた。この内臓の痛みもそのせいだろうか? そのせいにしたい。肋骨が、背骨が、内臓に刺さっています。痛いんです。肺が苦しくて、喉がずっと渇いていて、それを紛らわすためにタバコを吸う。タバコを吸うと頭の中は少し落ち着きます。最近ずっと動けない。きっとそれも精神疾患のせい。口端から涎が。ベロで舐める。なにも味はしない。タバコをスーハースーハースーハースーハースーハースーハー…………。肺が落ち着く。頭も落ち着く。全てが落ち着く。が、私を一人にしないでくれ。あ、胃が痛い。胃が痛い。痛い。でも救われるものは何も無い。絶対的に何も無い。救われるものは、絶対に他人。私は救われない。それくらいは分かっています。だからこそ、瞬間的な幸せくらいを味わっておきたい。タバコの煙が白い。私の肺は黒い。私の頭の中は白い。私の目の中は……。口が渇く。口が渇く。口が渇くなぁ。痛い。なにもかもが痛い。私が死んで皆が幸せになるなら死んでもいいなあ。そう思います。これは本当。嘘はつかない。煙草の火が消えた。口が渇いている。私の罪はなんだろうか。あ、熱い。体がずっと熱い。痛い。体が痛い。救いを求める。救い。何も無い。絶対になにも無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い。無い!!!!!!!!!!! でも、一人にはしないでほしい。息が切れる。このまま死ぬのだろうか。分からない。明日もなにもかもわからない。分かるのは天気予報と星座占いくらいで、親の機嫌を取らないといけないということと、熱が下がらないことくらいだ。…………雨、酷いな。最低。なにもかもが、怖いな。ただ、それだけ。ただ、それだけなんだ。我慢しろ。我慢したら報われる。下から響く足音。心臓が早くなる。喉奥が熱い。きっとこのまま、何も出来ないまま自殺するんだろう。そう思う。そんな予感がする。自分、さっさと、死ねばいいのになあ。あはは。ははは。怖いなあ……。

       

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