「デェーとティー」 作者:混じるバジル
【作品内容】
だいぶ遅れてしまい申し訳ないです。読んではいたんですがパソコンに触れられるほどの余裕がありませんでした…。
まあとりあえず思ったこととしては、オナホの話読んだ次にこれを見てしまったことに対するなんとも言えない感覚でした。またこういう系かよ!ってなりました。感想書く時どこまで本気で書いたらいいのか迷うから困りものですよ!
【人物】
ダイスケ君は情緒不安定で性欲旺盛でちょっぴりトチ狂った高校一年生。高校デビューということで暗黒の中学時代を払拭するべく高校生活を謳歌しようとしますけど、まあこんな変態自分でも近づこうとは思わないですね。傍目から見てる分には面白そうですが。
寄って来るのも類友ばっかり。妹は少しまともかなーと思いましたが、二話で早々にその幻想をぶち殺されました。
常識の埒外にある作品を立て続けに見て来たことによって頭がふらふらしてきました。作者さんと自分との間で認識と発想の差が大きすぎて処理が間に合いません。僕は追い付けません、君のいる、世界のスピードに。
【文章】
ダイスケの視点がカオス過ぎてお前はこの世界をどう見てるんだと言いたくなります。隣にいるのに違う風景を見てるんじゃないかと錯覚するほどの錯誤感。一体自分はいつから混じるバジル先生の作品に共感できると錯覚していた…?
ただ面白いことに一話完結で起承転結がわりとしっかりしてるのが余計に笑えて来ます。なんでこの手の話を書く人達は文章構成諸々の能力が高いのにあえてふざけるんでしょうか。手の込んだ手抜きみたいです。
会話もテンポよく進むので読んでいく分には問題ないと感じました。開き直りにも近いダイスケの返しがいちいち面白い。
【ざっくり感想】
どうにもやっぱり、こういう作品はどう扱ったらいいのかよくわかりませんでした…。ちょっとボカした曖昧な感想となってしまったことをお詫びします…。だってあなた方、自分が指摘するまでもなく自身でわかっててやってますよね!そんな人達に上から目線でこれがどうとかあれが駄目だとか、言えるわけないですよ!
普通にやる気になれば真面目な作品が出来そうなのに、その上でふざけられるのが凄い(小並感)。なんだかんだ行頭ちゃんと空いてるし描写だって最低限こなしてあるし…。
ただ台詞と地の文は分けた方がいいとは思いました。一人称視点でダイスケがめっちゃくちゃ喋ってるのに実際に声に出る台詞まで混じるとごちゃごちゃしてきますので。
個人的には電車の話が好きでした。席取りにそこまで熱意を持って挑めるダイスケは毎日が楽しそうですね。妹のキレッキレな返しやツッコミも相まってこの兄妹はなんだかんだ仲良いんだなぁとか感じたり。
あとオナホの話でもそうでしたけど、このロクでもない人間が多く出る作品には総じてプリキュア視聴が義務付けられているんでしょうか……?