Neetel Inside ベータマガジン
表紙

見開き   最大化      


   「かわりもの」   作者:若樹ひろし

   【作品内容】
 日常ファンタジー三回目の感想となります!更新一話分のものとなるので短め!でもさくさくと読めるのでお手軽な分おすすめし易い一作ですね!


   【人物】
 主人公豊がついに無職のヒモに!…なりかけていますが、まだいい大人としての意地が残っている様子。でも方向性が駄目だった!もうアキコがみそかを差し置いて正妻ポジションに落ち着きかけている…。
 豊は話の内容を見る限りどうも只者ではない?何かの組織、それもリーダー格であるらしきことが仄めかされています。その組織は給料出ないの?
 そして茜もやはり訳ありで、しかも茜本人ではなかった。みそかの同胞らしいですが、どうやらみそかは本来の役目を記憶ごと忘れている感じ。監視者ということは、所属しているその組織とやらが彼女らにとっての脅威足り得る何かということでしょうかね。
 今後みそかや茜の立場は豊にとって敵対するものになるのかどうか。そもそもがこの変身能力の大元が何かも分かっていないですし、いまひとつこの先の展開が読めませんね!


   【文章】
 前回と同じくさほど読み辛さは感じません。とても良いと思います!
 …って答えると一行で終わってしまうので、強いて一つだけ。
 場面転換をもう少し分かり易くするといいかな、とは個人的に感じました。一行空けて点を一つ挟むだけだと若干区切りとしては認識しづらい部分が強いです。一見して分けてあるなーと理解できる程度に行を空けるか、何らかの区切りのラインとしてマークを挟んだりするといいかもです!


   【ざっくり感想】
 豊の立ち位置からしてあまり友好的ではなさそうな刺客の出現によって、物語にやや剣呑な雰囲気が。
 しかしこうなると本当の一般人は現状アキコだけになるんですね。彼女がこの先二つの勢力(?)によってどう振り回されていくのかという部分も見物かも?
 今の時点で謎が多過ぎて言えること少ねぇ…。豊の所属する組織、みそかや茜(偽)の正体。変身能力を得るに至った研究とは一体?
 うーんせめて一つくらいはそろそろ明かしてほしいところですね。謎が多いのもいいですが、多いまま登場人物間で訳知り顔で展開が進んでいくのも読者としてはもどかしい。ちょっとずつ、勿体ぶりながらも確実な謎の氷解がされていくことを望みます!

       

表紙
Tweet

Neetsha