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ニノべ・文芸小説感想
十月十七日更新ニノベ感想

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・十月十七日のニノベ更新・六作品

はてさて早いものでもう十月。あと少しで今年も終わりですね。鹽竈です。
既に常連さんと化した作者さんは勿論、初見の作者さん方の作品も続々出たり出なかったり。読む側としても増えてくれるのは喜ばしいことであります。
今回は少し間を空けたことで更新も合わせやすかったのでしょうか。結構多めかなと鹽竈的に感じた第五回の更新作品はこちら↓。

・『デェーとティー』
・『それはギルティなのですか?』
・『ここではないどこかにて(仮題)』
・『夢の世界で異形に殺戮を』
・『ソナタ』
・『日替わり小説』

はい六作品。
一番上の作品は…更新を合わせてくださったんですかね?たまたま被っただけかな…。
しかしこうして見ると更新作品の半分は皆勤賞なんですね、日替わりは毎日更新だから当たり前と言えばそれまでですけど。
いやー早く読んで感想書きたいんですけどスマホ最悪にやりづらくて中々難航しそうです。行頭空けてるはずなのに反映されなかったりしますしね!
とりあえず毎度の如く頑張りますので末長くお待ちくださいませ。

     


   「デェーとティー」   作者:混じるバジル

   【作品内容】
 これ初手に持ってきたのは失策だったやもしれませぬ……えらい苦労しまして。
 前回の感想より先、最新更新時点までを読了しました。それほど量があったわけでもないのですが、一体これをどう感想として纏めたらいいものかと考え始めたら中々着手出来なかった次第なのです。お許しください…。


   【ざっくり感想】
 なんだかちらほらとタイムリーな話題が出て来たりおかしな自虐が混じったりどこぞの誰かに喧嘩を吹っ掛けるような台詞を言わせたりとやりたい放題でして、相も変わらぬ混沌っぷり。カオスさで言えばニノべでトップを狙えるレベルですいやマジで。
 そしてこの軽快なテンポ、さくっと会話と地の文でヤバめのラインをトントン拍子に綱渡りするのは読んでる側からしても冷や汗ものです。
 頭の中がどうなってるのか解析してみたい作者さんですが、つい最近にめちゃんこ可愛いFAを貰っていることを知り驚愕、なんと羨ましいことでしょうか。…感想から少し話が逸れましたね、すみません。
 混じるバジル先生、どうやら他の新都社作家さんやその作品のこともご存じの様子。躊躇なくそれを作品に取り込んで公開してくる辺り、相当なやり手(?)の気配がします。鹽竈的には女中の話好きなんですけどね!
 それにしても今作品、さしたる新キャラも無く初期に出たキャラだけでお話が回っているのですが、酷いヤツしかいない。そもそも主人公がイカれ過ぎてて、それ基準に寄って来る類友もそれに応じたレベルの人間しか出ない。
 語彙力を拡張するべくして始めた感想なのに、逆に語彙が削られていっている気すらします。ヤバい、とにかくヤバい。それ以上にこの作品を事細かに文字に書き起こす術を鹽竈は知りません。とにかく少しでも気になった方はすぐに読んでみることをお勧めします。そして鹽竈に正当な評価方法をお教え頂きたい!端的に言うと助けて!!
 …ええと、こんなところで大丈夫でしょうか。内容自体は前回の感想より他に言えることはあんまりありませんかね!強いて言えばタイトルがDTって意味だったのかなって最近考え始めたことくらいでしょうか。ダイスケ頑張れ。
 今後の更新に備え、鹽竈もより一層の勉強と共に次こそしっかりとした感想を書き連ねられるようにしたいと思います。しばし待たれたい。

     


   「それはギルティなのですか?」   作者:宮城毒素

   【作品内容】
 はい常連作者さん宮城毒素先生の短編です。毎度毎度なんだか色々考えさせられる作品をお作りになられる先生の今作。ええ、もちろん今回も病んでます。何がって全部よ全部。


   【ざっくり感想】
 この短編においても登場人物はさほど多くはありません。他人に合わせることに意識を向けた結果、他人に煙たがれるようになってしまった少年である主人公海途。そんな日陰者であるだけの一般高校生海途にとある少女の殺しを頼む見社春花という少女。そして殺意を向ける相手にして、同様に殺意を向けてきていると思われる白木九十九。
 基本この三人だけ。まあ短編としては充分な人数ですよね。
 話が短かったから初めから終わりまで展開を書くのも簡単なのですけど、これネタバレ感想でも一応は全部明かしてしまうのは不味いかなと思ったので要点だけ。でも普通にネタバレになるのでもしこの作品に興味を持っていた方は先に作品を読んでからカムバックしてきた方がよろしいかと思います。
 第一話から明かされる衝撃の事実、主人公海途は狂っていた!
 ―――…はい、知ってました!!
 むしろ狂っていない普通の人間が出てきたら、話の内容以前に投稿作者さんの欄をまず見直します。きちんと宮城毒素先生の作品であるのなら、『常識』とか『正常』という言葉が掠りでもする作品は該当しないと思いますので!
 話逸れました。とにかく、どう考えても人殺しはギルティ。当たり前の常識ですね。でも海途君は何故かその話を受けて白木の家へ乗り込みます。理由は単純に好奇心から。すごい行動力だ。学校にも行かず日々を無為に過ごす引き籠りじゃなかったのかお前。
 いきなり縁の切れたと思っていた幼馴染みを訪ねて人殺しの提案をする女も大概頭おかしいと思っていましたけど、乗り込んだ家にいた白木九十九も中々のものでした。リストカットが日課みたいな女の子のイメージ。
 ただ、白木の行動原理というか理念はわからなくもなかったですね。自分はそんな酷いイジメは遭ったことも見たこともありませんが、そんな目に遭えばそれくらい性根が歪むのも有り得ることではあるかなと。
 自分でナイフやカッターを持って殺してやろうというわけでもなく、遠回しに死へ追いやろうとする手を汚さない思考力にも舌を巻くものがあります。意外に冷静というか、やり手な感じしますね白木ちゃん。『沈着☆復讐ちゃん』とかって感じで違う短編に組み込まれても違和感無いわこの子。
 話の全容を知ってもなお揺れもブレも見せない海途はやっぱ心がどこかしら壊れているんでしょうか。まあ海途は実際この一件にはまったく無関係でしたし、他人事だとこんなもんかもしれませんね、海途に限らず。
 対して見社は一番人間らしいキャラクターでありました。かつての罪に苦しんで復讐を恐れている状態、結構追い詰められていたんですね彼女。
 イジメた相手との和解も会話も試みずに安易に無謀な人殺しを思いつくような救いようのない女、という印象が読了後には残ります。正直可哀想とも思わないし、同情の余地は無かったですね。せめて、海途とか他人に頼らず自ら土下座して謝罪に行くくらいの気持ちがあれば、また違った結果にも繋がったでしょうに。
 悪質なイジメを受けたが故に、相手を死に追い込むほどの精神的圧迫を仕掛けた白木の側に正義があったかというとまたそうとも言えませんよね。ただ白木にはそうするだけの理由も動機もあったというだけで、残った結果は見社春花が行った、自殺という『逃げ』。
 鹽竈的には死んで償うなんていうのは思考停止の愚行でしかないと思っているのでこのお話にはちょいと思うところもあります。結局生きて償うことが大事じゃないですかね。死ねばもうそれ以上責められることもなく、辛く苦しいことからも解放されるわけで。やっぱり『逃げ』じゃないかな、と。
 相変わらずなんか、こう、ほんとに考えさせられる話ばかりで。ちょっと宮城毒素先生が心配になってきました。こういった作品を定期的に更新される先生は、一体どういった気持ちでこれらを執筆されているのか、お話して訊いてみたいですね。
 文章に関してはもはや言わずもがな。起承転結もしっかりしているし、作品の内容以外でこれ以上は触れられる部分は少なそうです。…話の内容とか考察だけでもそこそこ長くなってしまうので、これはこれでいいのかもですけど!
 というわけで『それはギルティなのですか?』の感想は終了!お次の作品も短編かな?

     


   「ここではないどこかにて(仮題)」   作者:田中佐藤

   【作品内容】
 感想日の更新としては初になる田中佐藤先生の作品。これは短編なのかな?まだ三話までしか更新されていないけど、いまいち話の内容は未だ把握しづらいです。おかしな悪習のある村でのお話、ですかね。

   【人物】
 主には山上美子の語りが大半で、それ故に大体のキャラクター性が理解できたのもこの美子くらいしか現段階ではおりません。村の生贄?として山神様に捧げられることになっている自らの境遇への怒りや悲しみといった心境を吐露していくところから話は始まります。
 山上家=山神様へ捧げる生贄の家系?ということでしょうか。母親は捧げられていないのに何故か娘は命を差し出さなければならないという不条理。しかも母親は重度のヒステリック持ち。夜桜四重奏でやってた飛び石の儀みたいな感じなのかも?わからない人は読んでみてください、面白いので。
 ともかく家にも親にも恵まれなかった美子は、まあ可哀想なんですけど、家の事情とか村の実態とかが全然明かされていないのでいまひとつ理解が届かなくて同情も及びづらい。先にその辺りの説明を固めて明かした方が良かったかもしれませんね。
 小学校時代に母親のせいで疎遠になった大垣穂積と、彼女を絶賛片想い中の戸ノ内幸治が第三話で登場。二人は失踪癖のある友人守山ヤスを探しに雨の降る中学校の裏山まで赴く。守山お前もしかして犯人じゃねえか?なんのかはわからないけど。
 このクラスメイト達も関わって来るのかどうか、そもそもこの作品がどういったジャンルに該当されるものなのかすらわからないのでここからどう話が展開されていくのかもわからない。故にキャラクターの行動も全然読めない。うーん情報量が少なすぎる…。


   【文章】
 基本は押さえてあると思います。誤字脱字、行頭、句読点、それこそ基本的な部分はしっかりしているので読む分にはなんら問題ありません。
 ただ思ったのは、少し文があやふやというかふわふわした所があるかなということ。そういう作風だと言われればそれまでなんですけどね。なんとなく気になったとこを挙げると、

 第二話より、
『私が大事にしていたくまのぬいぐるみを捨てたのは、きっと母だ』
 ここから数行の後に以下の文が出現します、
『目を見開くと、母が私のくまのぬいぐるみを力づくで引き剥がそうとしていた』

 いや母親で確定じゃないかな捨てたの。
 『きっと』のような、ぼかした表現を些か多用している感があります。その上でそのぼかしを活かしきれていないので、それならば初めから確定した事柄として明示した方がいいと思いました。
 そう感じた部分が他にも複数、田中佐藤先生のこの作品におかれましては文章のそれらの違和感というかもやっとするものが散見されました。


   【ざっくり感想】
 なんだか短編っぽい雰囲気ですが、それにしても一話辺りの密度が薄く三話まで読んでもわからないことだらけです。感想の書き手にとっての最大の敵は文章の稚拙さや展開の突拍子の無さなどではなく、情報量の少なさです。これが多ければ短くてもわかること、疑問に思うことはより多くなります。それは比例して感想の厚みにも繋がると鹽竈は考えています。
 つまり文章量自体の少なさ、さらにその中身に伴う情報量の少なさが両立されると感想を書くことが極めて困難になってしまうのです。こじろう先生、混じるバジル先生らとはまた違った意味で感想に困ってしまうのです。すみません馬鹿にしているわけではありませんよお二方、この感想見てても怒らないでくださいお願いします!
 感想の書き手である自分(鹽竈)と、実際にこの作品を読んだ読者さん達とはほぼ同様のものを感じ入る可能性は高いです。つまり自分が感想に困っているように、読者さんも内容の薄さ情報の少なさに戸惑い、作品への理解を示すのが難しくなるということ。
 更新頻度は人それぞれなのでどうしようもないのですが、頻度をともかくとしても小説の出だしというのは読者を引き込む上で最重要なポイントです。そこから続けて読んでいく上で、小出しにしていく作品の世界観、キャラクターの魅力、意外性のある展開といった情報等を明かしていくことが大事。それをしないで話を続けても更新に付いてきてくれる読者さんは少ないと思います。
 長々と講釈を垂れるのもあまり好きではないので要点を纏めると、三話もあればある程度作品の風呂敷を広げることは可能である、ということです。
 最低限読者の理解が及ぶレベルで人物や世界や設定を広げなければ、内容に不明点の多い文章にいつまでも付き合ってくれる人など限られてきますので。この辺りは、短編と病みっ娘に定評のある宮城毒素先生などがお上手ですね。もし読みに行かれるのでしたら、『常識』と『正常』という単語を脳内辞書から差っ引いてから行かれることをお勧めします。
 今後の展開次第では大いに化けることは可能であると思いますので、ゆっくりでも進めて更新されてください。鹽竈も次出たら読みますので!

     


   「夢の世界で異形に殺戮を」   作者:すkみじゅ

   【作品内容】
   【ざっくり感想】
 もしかしてこれは、この短文で既に終わっているのですかね?メモ帳に書ける程度の量ですが、こうなるともはや日替わり小説一日分くらいしかありません。三行あれば感想終わっちゃうレベルなのですがどうしましょう。
 厨二心を忘れずバトルやファンタジーを好む鹽竈的には心躍るタイトルだったのですが、内容はよくわかりませんでした!入院患者がおかしな悪夢を見たっていうだけの話かな?
 この話、実は夢だと思っていた世界は実在していて、ひょんなことから主人公はその世界で戦い抜くことを宿命づけられるのであった……とかならまだわかるのですが、本当に悪夢見て怖かったですってだけの話なのだとしたら相当ヤバいです。起承転結ガン無視だし。
 人物も一人だけだし文章も超短いし、感想書こうにもこれは……。一応これ小説感想ですからね。積もり積もって半端じゃないことになっている某ペガサス先生のヤツならともかくですけど、これっきりの短文を感想の対象とするのはちょっと厳しいです。
 保留、ですかね。もし今後まだ更新されて続くようであれば、その時にまたある程度纏まった感想を書きたいと思いますです。

     


   「ソナタ」   作者:三浦

   【作品内容】
 病院編も終わり、お次はブラックモアズ編!ようやっとソナタを現状更新分まで読み終わることが出来ました!!いやーもうなんか凄い達成感っす。
 展開はますますバトル方向へシフト、もう学校生活やってた頃が懐かしくなってきました。今回も敵は大人達かな?スポットは主に殺し屋達に当たるようで、これまでも数多く登場してきた殺し屋(と書いてポンコツと読む)達も再び日の目を浴びる機会が出て来るか!?


   【人物】
 新登場としてはラセットの生前の仲間達と思しき殺し屋連中。またしても一癖二癖当たり前のようなキャラが多いです。一番驚いたのはシャンパン。お前病院編でのちょっとしたネタキャラってだけじゃなかったのか…。
 その内なんかしら出番あるのかなーと思っていたナイフ投げ機こと千歳の親父も参戦。立ち位置的にどうなるんだろう、娘と対決したりする?相当実力ありそうですけど。
 ラセットの復活を知らずにいる妹のオペラの行動も気になる。殺しの仕事そっちのけで暴走しそうなキャラですけれど、そもそも死の影とやらが何者なのかが不明なのでまだわかりませんね。案外既存のキャラの誰かだったりして?
 あとはなんといっても光の意外な本音が語られたことが大きいですね、無茶苦茶やって理不尽撒き散らしていたのにもきちんと理由があったとは。ただの我儘暴力系ヒロインじゃなかったんですね、すごい良い子じゃん。ごめんね誤解してたよ…。
 そんな光も師匠である椿は光がより強くなる為の修行に付き合わせれながらもなんだかんだで武器を進呈。これまでステゴロだったのにいきなり武器渡すのか…と思ったけど、今後の敵勢力のレベルを考えれば妥当っちゃ妥当ですね。修行終わる頃には完全に使いこなして刀で銃弾斬り飛ばしそう。


   【文章】
 もはや四回も感想書いている中でこれ以上言えることはありません!最新の辺りまで読むと、もうだいぶ安定感も増して小説としての作者の特徴や癖といったものが味となって染み出ているような状態ですので、もう鹽竈には改善点などを偉そうに語れるものはないかと。こういうのって、漫画の作画とかと同じで一定のキャリアを積むと作風が安定するというか、読んだり見たりすると初見でも『ああ、これあの作者の作品だな』って感じる域になるんですよね、ソナタは正にそんな感じです。


   【ざっくり感想】
 ブラックモアという新編の軸となる人物・組織とは別に、ソナタという作品の核に近いと思しきワード『カーニバル』が絡んで物語も全体的にじわじわ広がりを見せてきています。本物の人喰いもラスボス枠とかで出るんだろうか。
 ちょっと透の成長が遅すぎるような気もしますね。まあ、彼が光並に強くなって無双しちゃうと、この作品の方向性とは違えてしまう感じありますから仕方ないか。あくまで透は戦闘が好きな部類ではないし、光にとっても透が死線を何度も潜る羽目に陥ることはこれまで固く保ち続けてきた信念からして負けに近い展開。透は立場と思惑上、一戦もせずに平和な世界で暮らして死ぬことが絶対条件というか勝利条件というか、そんな感じ?じゃあやっぱ主人公は光で透がヒロインなんじゃないかこれ。それでもいいけど、とりあえず自衛手段としてクシャミ砲くらいはしっかり会得しとけよ!!
 思えば透サイドの人間は全員のんびりしてるな、大体いつも山で茶しばいてない?

     


   「日替わり小説」   作者:天馬博士

   【ざっくり感想】

 『~日曜日(十月十六日)~』
 仕事に遅れそうな人の話。
 この人は二つの世界を行き来しているってこと?ラインの相手のことを詳しく知っていなかったり、勤務先の正しい場所が把握出来ていなかったりしている辺り普段生活している世界とは異なる所にいるようでしたけど、それにしては適応力があり過ぎる。別に何か理由付けて休んでもよかったんじゃない?って思いました。別世界でもきちんと仕事場に向かおうとするその社畜精神に感服。

 『~月曜日(十月十七日)~』
 救急車に追い回される話。
 この世界には未来予測システムでも実装されてるんですか。そうじゃなければ何か事情があってドライバーを追っていたとか?最終的にコンビニに突っ込む未来が確定されていたんだとしても原因はお前らにあるだろと、たぶん自分でもそう言いますね。あるいはこれがなんちゃらズゲートの選択か…とか呟いて諦めるかな。

 『~火曜日(十月十八日)~』
 妖怪アンテナの話。
 最近の若者は鬼太郎知らんの……!?え、うそ、鹽竈もう若いモンじゃないの?『オイ、キタロー!』とかやって学生時代に目玉オヤジの声真似とかしなかった!?
 なんだか地味に作品関係無くショックを受けてしまいました。ってか課長代理は本当に物の怪の類だったのか…。そりゃビビりますわ。

 『~水曜日(十月十九日)~』
 世界史の授業の話。
 なにそれ、その授業受けたいんだけど!
 ケーサルの言葉に不思議な力があるのか、進学校生徒達の睡眠学習能力が高いのか、あるいは何か特別な感覚共有能力でもあるのか。よくわからないけど、どの説が当たっていても結論は同じ。ここ、さてはミュータントの育成学校だな!
 この昨今はVRとかが発展したりしてますし、もしかして本当に近い未来に実体験型授業とか開発されてもおかしくなさそう。

 『~木曜日(十月二十日)~』
 告白の話。
 それわざわざ校舎裏にまで連れ出して言う話?別に何か深い接点があったわけでもなし、黙ってればそんな学校内で顔合わせることもなかったでしょうに。こんな言われたら別に好きな相手じゃなくても普通にへこむわ…。

 『~金曜日(十月二十一日)~』
 運動会の話。
 金かかってるなぁ…と一言。こんなん芸人がローション使って暴れまくるバラエティ番組でも中々再現できませんよ。浸かれるくらいの深さに水飴並々ってのがヤバい、死人出そう。優勝した組への副賞も嫌がらせでしかない。そんなに飴余ってたの?
 
 『~土曜日(十月二十二日)~』
 魔法少女の話。
 うん、まあ、あれっすよね。『私の為にこれ以上争わないで!』っていうやつ。…違うか。
 そんな目の前であれやこれやと自分の改造計画練られたら、普通に仲間になるからそういうことしないでって言いたくもなる。もしかしてそこまでが計画の内だった…ということか!(絶対違う)

     


 よーっし第五回も終わり!個人的には想定より随分早めに終わりましたかね!
 しかしもう十一月入っちゃいましたし、こりゃ第八回までを今年中に仕上げるのは難しそうかな…そうなったら来年に第九回を設けて最後とします!
 気付けばコメントも百を越えまして!時々一から読み返してみたりします、ほんと色んな人が見てくれてるんだなぁーって感慨深いですね。
 百コメを越えて一つ自らの駄文の出所を暴露してしまいましたが、まあ百突破記念ということにしておきましょう。でもそうなると今度二百まで行ったらまた何か暴露しないといけなくなるのか?まあ流石にそこまでコメントが届くこともないでしょうが。
 次は十一月六日!日曜日!!
 土日の間に書いたりして結構来そうですね、この感想を機にちょっと書いてみようかなとかって人がいたりしたらば、自分としても僥倖であります。どしどし募集してますんで、お試しに書いてみるのも良いのでは!?

       

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