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ニノべ・文芸小説感想
十一月二十五日更新ニノべ感想

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 十一月二十五日のニノべ更新・七作品

 だいぶ寒くなってまいりましたねー、もう外に出たくありません。
 今回はそれほど間を挟まず行ったので、それほど更新は多くないだろと。最近ニノべちょっと勢い落ちてるしそれほどではないだろうと。そう思っていた時期が僕にもありました。
 以下↓

 ・『デェーとティー』
 ・『ギルド・ダンダン』
 ・『約束の地へ』
 ・『溝鼠の王』
 ・『ミチとの遭遇』
 ・『ソナタ』
 ・『家路のクオリア』

 はい過去最高数です。
 驚きました。わりと多かった。ソナタが終電に滑り込みでスライディング決め込んできてくれたのも驚きました。
 宮城どく……同素先生はわけあってこれまでの作品とかを消されてしまったようで、残念でなりません。でもまだ執筆は続けられるようで安心しました。
 あとは初めて感想を書かれる方ばかりですね。…トップバッターに関しては特に言及致しませぬ、いつも通りいつも通り。平静を崩されたら負けです。いや普通に面白いんですけどね!
 リレー小説もそろそろ始めようかと思っている矢先ですので、毎度のごとく更新はゆったりしたものになるかと思います。
 感想も今回で第七回!あれこれちょっと頑張れば今年中に八回まで終わるんじゃない?おじさん頑張っちゃおうかなぁ!!
 あ、あと言い忘れてましたが。
 今回更新してくださった作者さんの方々はあれです。リレー小説参加ですよ?ええもちろん、期待…そう期待してますからね?来てくれますよね? 

     


   「デェーとティー」   作者:混じるバジル

   【作品内容】
 そろそろこれ何か言われてもおかしくないんじゃないですかね……。トップ絵で既にちょっと煽り入ってるような気もするんですけど。まあ、どんべえ先生が冗談として受け取っているようなので鹽竈が口挟む話ではないのですけどもね!


   【人物】
 今回は前回の感想の続きからだったので三話分くらい読んだのですが、一番衝撃的だったのが秘書の死。お前いつの間に…何やってんだよ…。あれ秘書ってあのよくわからんおばさんで合ってましたよね?
 あとは特に。安定してロクでもない連中ばかりで、もうむしろ一周回って安心感すらあると言いますか。なんか僕もだいぶこの異次元空間に侵されてきてる気がするなぁ…。


   【文章】
 メタいです。前からそういうところはあったんですけど、最近は頻度が増してきているような。あとアニメとかゲームとかのネタが絶妙なラインで差し込まれてきます。変にタイムリーだったりとか。なんて言えばいいのやら…思い付きで書き殴ったかのような即興の気配が濃厚ですね!これでしっかり練り上げて執筆していたりしたらもう謝罪するしかありませんが。
 ただ非常に申し訳無い言い分となるのですが、これだけ好き勝手にふざけたお話を作られるわりには、なんとなく情景とかその場の空気とかが伝わって来る奇妙な文章力があるのがほんとに可笑しいです。前にも言いましたけどこれ真面目にやったら絶対普通の小説書ける人ですよ多分。


   【ざっくり感想】
 まあ、あれですよね。この方の小説はもう何度か感想日に更新してもらっているんですが、楽しんで書かれているみたいですよね!少なくとも嫌々更新しているという感じではありません。
 人間面白くない、楽しめないことはどうやっても続きませんし上達しません。そういう意味では、現状のニノべにおいて混じるバジル先生はわりと貴重な人材であるのかもしれません。意欲のある人間の存在は、周囲の停滞した空気を払拭させる一因にもなりますし。
 ええそこでどうでしょう、混じるバジル先生も今私共がやっているリレー小説に参加されてみては?たまにはすこぶる真面目に話を作ってみるのもまた一興やもしれませんよ?もちろんギャグで展開してもらっても構いませんし、どうでしょうやってみましょうそうしましょう!!
 というわけで、こんなところでしょうか?そういえば最近はバジル先生と波長の合いそうな雰囲気のあったあの作者さんを見かけませんね、お忙しいのでしょうか。

     


   「ギルド・ダンダン」   作者:まりゅまろ

   【作品内容】
 初めて感想を書くことになりますまりゅまろ先生の作品。どうやら二次創作のようですが、これは世界樹の迷宮になるのでしょうか。やったことはないのですが、知名度でいえば結構な名作のようですね。二次創作にも利用しやすい内容ですし。
 物語は世界樹に挑む数多の冒険者の一人、剣を振るったこともなく、さしたる特別なスキルを持っているわけでもなさそうな初期レベルの少年から始まるようです。


   【人物】
 主人公はいわゆる世界樹に『魅入られた』冒険者。正直なところ、世界樹の迷宮をプレイしたことのない鹽竈にはそれが何か他意の含まれた意味合いなのかどうかはわかりません。本当に世界樹が人を魅惑して招き寄せているのか、それとも単なる例えの話なのか。
 単体での攻略を禁止されている世界樹に対し、主人公アルフォンスは流れのままにギルドを開設する。パーティーのバランスは気を付けないといけませんね。
 ひとまずは錬金術師の金髪おチビさんでも仲間に入れるのかなと思いきや、案外あっさりと二人の女性が仲間入り。メディックが仲間入りするのは半ばイベント的な流れだから良しとしても、剣士の子がちょっと唐突過ぎるような?仲間を掻き集めるところから話が展開していくと予感していただけに少し拍子抜け。
 これで前衛二人、サポートが一人。もう一人遠距離援護が欲しいところですね。弓か魔法使い辺りでも。これから入るのでしょうか。
 現状ではあまり深くまで話せるものはありませんね。


   【文章】
 基本を押さえ、誤字も少なく、これといって違和感や読み辛いと感じることは無い小説でした。自分のように基本情報を一切知らない者でも最低限の説明はされていたし、それで納得もできました。国の内情や世界樹関連の内容も一通りの解説があり物語の出だしとしては問題ないと感じました。
 強いて挙げるのであれば、一度会話が始まると地の文を挟まず会話だけで済ませてしまう部分があったので、そこが少し気に掛かりました。
 互いに向かい合って同じ姿勢のまま会話を続けている、という状況はあまりないと思うのですよね。特に長めの会話であるならば、その間に何かしらの身振り手振りなりがあって然るべきじゃないかなと。
 そのぐらいでしょうか。読者として不都合となるような箇所はさほど見当たりませんでした。


   【ざっくり感想】
 ここからパーティー編成の後に世界樹攻略に乗り出す、というような流れになるのが濃厚ですか。
 モンスターや罠などに苦戦しながらも仲間と協力し合い、やがて誰も辿り着けなかった世界樹の最深部へと向かう……みたいなのがお決まりの展開ではありますが、いやはやそれすらこの段階でははっきりしませんね。もう少し話が進んでいかないことにはなんとも、です。
 今後に期待ということで、ここは一つ!
 …ところで、リレー小説に興味はありませぬかな?もしよければご参加を。こちらはいつでもお待ちしておりますので……!

     


   「約束の地へ」   作者:藤沢

   【作品内容】
 ニノべ…いや全体的に見ても珍しい競馬のお話。作者さんも感想自体は初めてですが、これまでもいくつか投稿されているお方のようで。だいぶ昔からいらっしゃる古参さんみたいですね。
 あと先に言っておきますとこの鹽竈、生まれてこのかたパチンコスロット競馬諸々ギャンブル的なものを嗜んだことがございません。やってみたいんですけどね!どうしても一人じゃ気遅れしちゃいまして。


   【人物】
 主人公は競馬界におけるトラックマンと呼ばれる、馬や騎手の情報や状態を把握しつつそれらを有益なものとするべく公開したり記事にしたりする人?なのですかな。とても大変そう。
 この朝川という主人公をメインに、その周囲…同じトラックマンの先輩後輩や、情報の仕入先である調教師、あるいは馬を従える騎手などの人間関係や勝負の行く末を計っていくのが主な物語の内容でしょうか。
 競馬においてもコネやツテというのは存在するんですね。鹽竈の頭の中ではとりあえず馬券と新聞片手に大衆が馬を大歓声で応援しているイメージしか湧かないのですが、その裏ではこういった苦労や苦心があるのですね。
 ただ馬とそれに乗る人間がレースを競うだけのものではない。そう思わせるほどにレース以外の部分でも勝敗を分ける要因があって、朝川はそれを目聡く見抜いて探っていくのが面白い。経験によって養われた観察眼なのでしょうか。
 人柄の良さもあって周囲と繋がっている朝川の対人関係は見ていて楽しいものがあります。こういう、何かの職を突き詰めた先にある専門達の『分かっている会話』みたいなのって格好いい。


   【文章】
 行頭以外は特に言うことなんもないです。レース内容自体は短い文章に纏めつつ、それに至るまでのドラマや勝敗を見分ける情報の入り乱れなどがむしろメインなのではと感じました。でも実際そういうことなのでしょうかね、レースが始まるより前に大半の勝敗結果は決している!みたいな。事前情報の有無や質がものを言うのは競馬に限った話ではありませんし。
 ああ、でもあれですね。競馬ノー知識ノー経験の鹽竈的に思ったこととしては、競馬関連の用語が時折わからないのが難点ですね。一応説明はしてくれているのですが、流れるように会話の中で用いられると、『あれ、これどういう意味だっけ?』ってなっちゃいます。他の用語とかと兼ね合わせてこられたりすると尚更に。用語集みたいなのを本編とは別個に作ってくれたりすると、鹽竈のような知識ゼロの人間でも読みやすくなるかもです。


   【ざっくり感想】
 鹽竈的には好きな話です。競馬云々とかではなく、経験と遍歴を重ねたプロの人達が織り成す物語ってのが個人的にゾクゾクします。
 見せ方も上手いです、作者さんが競馬好きなのがよくわかります。こういう、読ませる文章というのは好きなものでなければ成すのが難しいですよね。とても興味があり好いている事だからこそ、相手にも伝わり同様に興味を誘う小説を書けるのだと思います。素晴らしいことです。
 ちょっと読んでいて競馬好きな友達に付いていきたくなりました。まだこの先どうなっていくのか(柿田と紺田の確執とか)わかりませんが、競馬以外の要素でもとても先が楽しみな作品でした!ですので是非ともリレー小説にご参加くださいませ!お待ちしております!!

     


   「溝鼠の王」   作者:ファイヤーサンダー

   【作品内容】
 いやこれ、すっごい既視感。今回の感想の初手を飾ったあの作品にとてもよく似た気配を感じる。っていうかこの人あの作品にFA送った人ですよね、いいなー。我々のリレー小説のトップ絵も描いてほしいくらいですね!ですねっ!!


   【人物】
 トップ絵の子が主人公なんですね。俺っ娘でとっても可愛いのに中身がクズ過ぎて残念、精神が肉体(絵)に負けている…。
 ゲス口調の俊彦とか見覚えあり過ぎてもう何て言ったらいいのか。オナホが不思議でムサシな話に出て来たヤンスとの類似度がヤバい。もう脳内でほぼ一致してるんですが!?
 ロクな人間がいない部分も凄い覚えある。あれこれリメイク作品じゃないですよね?
 とりあえずはたこ焼き屋のババアを倒して完結になるんでしょうか…ババアもクズだなぁ…。


   【文章】
 基本は一人称を貫いていて、視点にブレも無く一貫してクズを通しているので問題ないと思います。我ながら何言ってんのかさっぱりわからないです。
 ええ、普通に問題ないと思います。ただちょっと台詞の量が多くて、地の文を怠けているかなーという感じはありますね。読む分には問題ないとしても、やはりこの手のものは小説という観点から見るに少し台詞と地の文のバランスが悪いかと。どちらかと言うと2ちゃんねるに載ってるSSのようなものに近いかもしれません。
 登場人物もクズという特徴以外にこれといって目を引く特徴が無いのが痛いですね。オナニー好きの変態と純粋なクズくらいしかいないので、きちんとキャラクターにもそれぞれこんなこと言うヤツは数いるクズの中でもコイツしかいない!!みたいな要素が欲しいです。


   【ざっくり感想】
 真面目に感想を書きました。とても真面目に。…この作品とこの作者さんはこんな感想求めてるのかなぁ……いやたまたま感想日に被っただけかもなんですけど。
 作品内で某ミックスハーブ先生の名前が出て来たのはちょっと意外でしたね。その決め台詞カッコいい?ゲスくない?
 たぶん完結までそう長くはないかと思われますが、なんとなく顛末も予想がついてしまうのは、この作品がやはり以前に見た覚えのあるものだからでしょうか。…はい、鹽竈の駄文感想コーナーにおいて度々難関として立ちはだかる先生方のお書きになる作品とよく似ているのですよね!
 でも絵も描けて文章も書けるというのはただただ羨ましい限りです。僕も自分の作品の絵とか描いてみたい。
 

     


   「ミチとの遭遇」   作者:鳩居 澪

   【作品内容】
 こちらも初めて見る方ですね、最近新規の作者さんの感想を書くことが増えているような気がして嬉しいですわー。
 どうやら鳩居先生、少年VIPの方でも漫画を手掛けているようで。また絵も描けて文もやれる人かぁ…と、羨ましさが増すばかりです。
 鳩居先生はSFがお好きなようですね、鹽竈と一緒です!この作品も、そこまでぶっとんだ物語ではなく、ちょっとしたファンタジー要素を含んだ内容ですね。読んでいて何故か昔懐かし映画のETを思い出しました。


   【人物】
 幼少期からスーパーヒーローに強い憧憬を抱き続け、高校生になっても未だに離れられずにいる主人公佐藤勇人とその友人達。こういう昔ながらの付き合いがある関係性っていいですよね、なんかリトバス思い出します。…思い出してばっかだな!まだそんな歳食ってるわけじゃないのに!
 いつものことながら普通にネタバレになるんですが、勇人が出会った少年とも少女とも取れる中性的な顔立ち体つきのミチはちょいとうっかりでドジっ子な宇宙人。最初は長門みたいな感じかな?と思いきや意外と適応能力やコミュ力は高めでした。
 勇人の両脇を固めるは生真面目系の寛治とおちゃらけ係の才蔵。そして紅一点の凛。この友人ポジションもある種確立されたものですよね。バランス配分的に必然たる黄金比というか。
 文化祭のヒーローショーを経て増えて行く部員達と部活の日々を送っていくも、そんな平穏は長くは続かなかった…辺りまでが最新ですね。


   【文章】
 大体八章くらいで締めるつもりで進めているようでして、それに合わせて話も圧縮してありますね。別にそれが悪いというわけではないのですが、メインとなる部員達との関わりや日々の経過が少し纏め過ぎかなーという印象です。準備期間の描写も特にないまま文化祭当日を迎えてしまったり、せっかく部員が増えたのにそのメンバーと会話したり何かイベントをこなしたりするというのがあまり無かったのがもったいなかったですね。
 一人称視点での展開なのですが、勇人の独白というか独り言みたいなのが目立つように思えました。勇人の主観や感情を交えた上での状況描写や人物描写ならいいのですが、一人で呟いて一人で完結させてしまう、描写に必要性の無い部分が多かったですかね。勇人というキャラクターを表現する意味では必要あると思いますが、頻度が高いと物語のペースの中で蛇足というか余分に感じてしまうことがありました。


   【ざっくり感想】
 あと二章で終了予定らしく、さっぱり短編で済ませるようですね。小惑星衝突を回避する為に勇人達はどうするのか、ミチはどう動くのか。そして彼らに危害を加えようとしている犯人とは一体誰なのか。…正直ほとんど犯人は断定できますね。アイツすっごい嫌な奴だったもん。
 漫画の方は見ていませんが、時間を見つけて読んでみたいと思います。トップ絵を見る限り、少女漫画みたいな画風ですわね。そういえば矢追薫もそういった漫画に登場しそうなお嬢様風でしたしねうふふ。もしかしたらそういった趣向がお好きでいらっしゃるのかもしれません。鹽竈は夏目友人帳が好きです。斑カッコいい。
 それでですね、漫画もいいですけど、もう少し小説に注力してみる気はありませんでしょうか?ちょこーっと、我々のリレー小説に参加してみたりはしてみませんか?ちょっと、ちょっとだけ!!

     


   「ソナタ」   作者:三浦

   【作品内容】
 毎度お馴染み三浦先生のソナタ。今回はとうとう話が追い付いてしまい最新一話のみの感想となります。いつの何やらこの大長編六十数話を読んでしまっていたとは…。


   【人物】
 今回は菫に大半のスポットが当たっていましたね。次期組長として鉛を祭り上げたい菫の胸中、そこにあるのは幼馴染みとしてのお節介焼きなのかはたまた色恋に関するものなのか。毎回この手の話に巻き込まれるのは透ですね、まあ自らあまり進んで荒事に首突っ込むタチではありませんし、巻き込まれ型はむしろ必然でしょう。


   【文章】
 これ今更何を言えと……いや普通に良いと思います、投げやりとかじゃないですよ?
 菫の曖昧でどうしようもない感情の揺れ動き方もよくわかる描写でしたし、それを察する透の心情も伝わってきます。小説作家として必要な伝達能力というか文字で情報を伝える力において三浦先生には鹽竈に言えることがもはや見つかりません。言葉もおおよそ尽くした感ありますし!


   【ざっくり感想】
 いきなりあれですけど、もう光の出番は当分来ない感じですかね?双子の掛け合い好きだったので早くまた見たいです。最初期辺りのほのぼのくだらないことで喧嘩したりトラブル消化していったりする下りも面白かったんで、ブラックモア辺りが一段落したらまたギャグやるのも期待したい。
 殺し屋襲来編では誰がどこまで活躍するのやら。パパが出て来た以上は確実に千歳にもスポット当たるでしょう。紫爺さんのところでいつも厄介な絡みをしているなんとかエンプリオは出番あるのかな…?
 ちょっと短めになってしまいましたが、一話のみの感想としてはこれ以上書けることが見つかりませんでした。物語もここから動き出しそうな感じがあるので、早いとこ続きが読みたいです。三浦先生はよ、はよ!!

     


   「家路のクオリア」   作者:宮城同素

   【作品内容】
 なんだか毎回違う作品を読ませて頂いております宮城同素先生。もう前に書かれた作品達は続くことも再投稿されることもないのでしょうか。残念でなりませぬ…。
 今回のお話はアンドロイドの女性が病んでるんですかね?まさかいつもの病みっ子シリーズではないのでしょうか。


   【人物】
 主人公らしき人物は登場時点でもう死にそう。サブタイが終点であることからして、おそらく最終回の断片となっているのかもしれません。次の話が始点になっていますし。
 最初の死に体の男は兄、それとも弟?どっちかはわかりませんが、クロユリと自称した少女は兄が直すオルトシアそっくりのヒューマノイドの容姿であった、という感じかな?輝石ってのが本当の名前?ちょっと複雑でわからないですが。


   【文章】
 もはや宮城先生の文章は見慣れたものだと思っておりましたが、今回はいつにも増して難しい言い回しというか難解な表現方法を多々用いられていましたね。おおよその意味は理解できるのですけど、あんまりに複雑過ぎる例えや表現は多用すると読んでる側もペースが失速しがちになってしまうかなと思いました。いや鹽竈の理解力が低いだけと言われればそれまでですし、この作風をこそが良いと感じている方もいるんでしょうけども。
 結構宮城先生のお話は主人公の主観が過ぎる部分があるような気がします。視野が狭めというか、あまり自身や周囲の状況や状態を語りたがらない主人公、という印象。その為か、作品全体としての世界観や感覚が今一つ掴み辛いですかね。今作においては最終盤らしき部分が最序盤に来てそこから物語が開始されているのも読解しづらさの一因としてあるかとも思いますが。


   【ざっくり感想】
 この作品もあれですね、まだ全体が見えないので深くまで言えることがあまり無いです。ヒューマノイドを直して、そこからどう話が展開されていくのか。兄弟や家庭の事情がどう絡んでくるのか、父親や母親の奇妙なまでの無関心さはなんなのか。などなど、謎や疑問が散りばめられたまま、現状ヒントの欠片も見えません。
 物語がある程度の推理が進むレベルまで展開されないと感想も書くに書けない…というのが鹽竈の現時点で言える感想です。今後の更新次第でこちらも勝手に推測なりしてこの作品の深奥を解明していきたいなーと思いますが、この段階ではここまでの感想ということで。

     


 第七回終了!!次は日曜十一日ッ!!
 これ年内に八回まで終わりそうですねー(笑)。来年に食い込むようであれば九回までを予定していましたが、ひょっとしたら次回で最終回となるやもしれません。
 リレー小説も参加者さんが続々と増えてくださりワクワクが止まりませんな!おまけに挿絵を描いてくださる方まで現れてこれもうとんでもないですね!?
 さあさ日曜ですよ日曜、お仕事お休みですか?鹽竈はやっと土日休みですゆっくりできます寝ますだらけます!その間に沢山の更新が来ていることを心から願います。なんだかんだで感想日に更新が全然無いのは寂しいし悲しいですからね!
 あとリレーの参加者、まだまだ大募集中ですのでどうぞ振るってご参加を!以前にも書きましたが、遠慮や躊躇は不要です。顔も知らない誰か多数と一つのことを成すというのは少し抵抗のあることなのかもしれませんが、それと同時に楽しいことでもないかと鹽竈は思います。もしほんの少しでも興味があったりしたらば、どうぞ気軽にコメントなりスレなりで一言発して頂ければ!
 日曜までに小説がどう進んでいくかはまだわかりませんが、四名の作者さんよろしくお願いしますね!それから火雷先生挿絵お待ちしてますよー!
 …待ってる間に鹽竈もソルトとして執筆していかないとですねー。最近滞ってたし。

       

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Neetsha