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ぼくの風俗レポ
5「横浜関内で初めての風俗オナクラ店」2015.11.17

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2015年の11月、富士山のおひざ元でのぼくは



とにかくムラムラしてしょうがなかった。



茨城での一年以上のニート生活を辞め
神奈川に引っ越して既に一か月目を迎えていた。



今現在で働き始めて一年以上経っているが

入った最初の二か月が一番働いた期間だったと
今になって思う。




「給料入ったら風俗に行ってみよう」



働き始めて3回目の静岡出張中の旅館の布団の中で
ぼくは決意を固めていた。



今まで生きていた26年間の中で行こうと思ったことは
何度かあったが、地元の茨城だと

もしかしから誰か知り合いに見られるかも知れないとか

働いたり、辞めたりを繰り返してきた人生だったので

そもそもお金もなかったのだ。




この静岡出張中、普段PCでしか
手淫をしないぼくのスマホの中には

エロ動画もエロサイトのブクマもなく
PCのでかい画面での手淫に慣れていたぼくには

スマホで手淫をする習慣がなく、強制的にオナ禁状態だった。




そんな中、旅館と現場を往復する際に
車中の窓から見れるデカデカとした赤い看板


「ソープ東京」
の文字が気になってしまってしょうがなかったのだ。

さすがに仕事終わりに歩いて行くには遠すぎたので
諦めていたのだが、横浜に帰ったら行ってやるという気持ちが
どんどん大きくなっていった。


そして無事に静岡出張も終わり
横浜に帰ってきた。出張期間中は土日関係なしで

働いていたので帰った来た次の日は平日だったが
ありがたいことに休みにして貰えたのだ。

仕事初めてまだ一か月と少し、しかも細かい出張が
連続してあったこともあって少し疲れていたぼくは

静岡にいた時のムラムラが少し落ち着いていたのだが


家に届いていた一年半ぶりに手に入れた給与明細を見て
落ち着いていた気持ちが吹っ飛び、行くしかないと気持ちを改めた


正直な話、忙しかったこともあるが前職の給料の
倍以上のお金が振り込まれていたのだ!


次の日ぼくは朝からお風呂に入り、ムダ毛を整え
歯を磨きアックス(香水的なの)を全身に振りかけ

精いっぱいのオシャレをして、横浜にあるとある繁華街

関内へと歩を進めたのだ。


(神奈川の風俗と言えば川崎のソープランドのイメージが強いが、店の数やら種類やらは関内の方が多いらしい。箱ヘルが有名)





行く店は既に決まっていた。

関内の風俗街「通称 親不孝通り」の一番奥、駅から歩いて15分ほど行った所にある
店舗型のオナクラ店だ。

オナクラ店というのは、通常のヘルスとは違いエロDVDを見て手淫をしてるとこを
女の子に見てもらうという趣向の店なのだが。

オナ見せコースで入る客はほとんどいなく、手コキありのコースを選ぶ。


なぜこの時のぼくが、オナクラを選んだのかというと
価格が安いため失敗してもダメージが浅いし、時間も短い

基本的にコチラからのお触りが禁止なので、ぼくがテクのない童貞野郎だと
バレる可能性も低いと考えたからだ。


静岡出張中に何度もプレイサンプルの動画を見ていたので予習はバッチリだ。


平日の昼間、周りを歩く人も少ない
風俗店の客引きのお兄さんたちも暇そうにしている。


あっという間に店に着いてしまった。
心臓は今までにないくらバクバク鳴っていた。

店の場所も入口もシステムも全て予習してきた
それなのにぼくは店の前をスルーして近くのコンビニに逃げ込んでしまった。

とりあえずトイレに入り、落ち着こうとするが全然だめ

結局ぼくは店に入るまでにその店の前を4回も素通りしたのだ。



意を決して店の入る。店員の金髪でピアスだらけのお兄ちゃんが目に入り
本気でビビってしまうが、もう後には引けない

初めてかどうか問われ、コースやら、指名やら、オプションやら色々と
説明されるが全然入ってこない

店頭に置いてある嬢の写真もまともに見れなかった。



そしていつの間にかぼくは二回にあるソファに座っていた。

当初の考えでは手コキだけのコースにしようと思っていたのだが
なぜか生乳揉みありのコースになっていたが、とりあえずは落ち着けた。


この店は他の店とはシステム少し違くて
店頭でエロDVDを渡されて、先に個室に入室し15分ほど待った後に
女の子が部屋に入ってきて対面になる。

       

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