早くその理由を知りたいマリアは無言のまま達也を促す。


 「いいか俺は対魔法少女の第一人者として、世界を救うために色々と働いている。そのために生み出した最終兵器、それが君だ」
 「え?」
 「この研究所に残っていた二人の少女のDNAをもとに、君は生み出された。元から魂にある程度の強度を付与しており、生命エネルギーではなく魔力を消費して生きる存在。生まれながらの魔法少女なのさ」
 「…………そんな」
 「もう一度言う、君は兵器だ」
 「―――ッ!!」


 マリアは怒って立ち上がると、ジロリと達也を睨み付ける。
 ユウキとデルタもその姿を見ても特に何も言わず、
 口を開くと、思いっきり文句をつける。


 「ふざけるな!!」
 「ふざけていない」
 「私は兵器じゃない!!」
 「じゃあなんだ?」
 「人間だ、私は人間だ!!」
 「違う、魔法少女だ。そして兵器だ」
 「馬鹿にしているのか!?」


 悪びれもなくそう言い放つ達也
 マリアはさらに激昂すると声を荒げて言葉を続ける。


 「人を兵器扱いするな!!」
 「俺は兵器として君を作った。それは、後ろにいるユウキとデルタも例外ではない」
 「え――ッ?」


 驚いて、後ろを振り向くマリア。
 すると、小さく頷くデルタの姿が目に飛び込んできた。ユウキはその隣で苦虫を噛み潰すような顔をしているが、反論しようとしない。自分の味方がいない、その事実にマリアは少し絶望してしまう。
 ぎこちなく首を回すと前を向きなおすと、もう一度達也と向き合う。
 すると勝利を確信した笑みを浮かべ、非情な言葉を吐く達也の姿が目に飛び込んできた。


 「理解してもらえたかな?」
 「――ッ!?」


 嫌でも受け入れるしかないのだろうか
 絶望した。