「ぽかぽか!ドクロパーク」作:ノウノ 0309 1:49

 ぽかぽかおてんきのひ。
 「あったかいねえ。」「うん、あったかいね。」
 みんなのんびりころがっています。
 ここはドクロパーク。みんながのんびり暮らせるぽかぽかしたばしょ。

 きょうは、どんなフレンズがくるのかな~?

 ここはどこだろう……熱い……。
 喉に焼けるような痛みを覚え少女は目を覚ました。空が赤い……、その光はどこまでも遠くに広がっているが、太陽はどこにも見えない。建築物は幾つもあるが、動いているものの気配がない。
 自分の体を見渡してみる。腕時計を覗いたが、不思議なことに文字盤が消えている。
 「ここは……どこ……?」

 ぽかぽかおてんきのドクロパークに、きょうはおんなのこがやってきました。
 「あっ、おともだちだ。」「おともだちだ。」
 おんなのこはふしぎそう。だあれもひとのかげがみえないんだもの。
 「ここだよ。」「ここにいるよ。」
 おんなのこがあしもとをみると、たくさんのしろいドクロちゃんがころがっています。

 喉が熱い……。
 「あなたたちは誰?」
 白い丸いものが転がっている。見たことがある気がする。でもなんなのか思い出せない。
 「わたしたちはドクロちゃん。あなたのおなまえは……?」
 私は……私の名前は……?
 「おもいだせない。ここはどこなの……?」
 丸い物体はサワサワとざわめき始める。
 「そうなのー?」「たいへーん。」「あのねえ。ここはドクロパークだよ。」「だいじょうぶ、ここにはだれもわるいひとはいないの。」「あったかくてすてきなところだよ」「みんなでしらべてみよう!」
 私は一体……どうしてこんなところに……。
 「のどがあつい……。のどが渇いちゃった。」


-


 ドクロちゃんたちは、おんなのこをもてなすことにしました。
 「ドクロまんがある。」「ドクロまんをあげよう!」「ここにはドクロまんっていうたべものがあるの。」「えいようがあって、のどもうるおうんだよ。」
 ちいさなあかいまるあるいドクロまん。あったかくてとってもおいしそう。

 一口、ドクロまんを囓ってみる。
 口の中に熱い、どこか懐かしいような、少し鉄のような味が広がった後、少女の肉は赤い砂になって落ちていった。
 あとに真っ白な骨が残る。少女の頭の何処かで、かつて少女だったものが呟いた。


 『死は救いだった……。』


 なんだかからだがかるくなった気がする。
 あったか~い。
 「わーい!」「みんなフレンズだよ~。」「みんなでたのしくくらそうね。」
 ぽかぽか~。
 たーのしー!
sage