Neetel Inside 文芸新都
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僕たちは恋してない
Child play(あとがき)

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 と、いうわけで完結です。
 一年間と言いましたが、コメ見返してたら一年と二ヶ月も経ってました。長すぎです。文の量的には前作に毛が生えたくらいなのに。
 いやぁ、自分で言うまでもないんですが、難産でした。書けなさ過ぎて三か月放置したこともありました。ここまでこぎ付けられたのは、読んでコメしてくれた読者の方々のおかげです。マジでやる気出ました。ホントありがとうございます。
 今回の作品には長く続いただけあって色々と言いたいこともあったのですが、完結した後にあれこれ言うのもどうかと思うので、各キャラ一つずつだけ。

 先生は、特に作中のこととか反省してません。大人だから。
 彼女は、自分の好き放題やって認められて当たり前、それが正しいと思ってる人間です。自分にできることを人ができないとか信じられない。才能と周囲の人に恵まれてたんですね。
 主人公は、知ったかぶりで語ってるだけでまだまだ子供です。まぁ、ちょっとは考える余裕が出てきたんでしょう。

 最近見たアニメで、「大人なんて子供が大きくなっただけだ」というセリフが出てきまして、目から鱗が落ちる思いでした。なんということでしょう。そのセリフ一つで、この作品で言いたいことが全部言われてしまった気がする。
 今作は自分で見ても、どうしようもなく説教臭かった気がします。しつこい感情表現はもとより、主人公が「恋愛ってこういうものだったんだ!」なんて考えるシーンがあります。多分、色々と縁無いなりに思うところがあったんでしょう。恋愛に対して。
 だとしても、それは必ずしも作者の考えと一致するものではないし、正しいわけでもないということをここで弁明しておきます。そういう価値観は人それぞれだと思うからです。
 前作とは異なり、気軽に読める恋愛ものという形にはならなかった気もしますが、それでも自分なりに納得できるものにはなりました。
 ラストに関しても色々と考えましたが、最後はこういう形を取らせてもらいました。どうも自分はバッドバッドしたエンドは受け付けないみたいです。絶望的な形を想像してた方。すいません。

 次回作に関しては、以前消してしまった「Four Feeling For you」の加筆修正版という形になります。正直、全然読み返してないので少し時間がかかると思います。
 来月中にはスタートしたいと思いますので、今後とも「僕たちは恋してない」をよろしくお願い致します。

                         2008/10/28 犬野郎

       

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