Neetel Inside ベータマガジン
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「スピンオフ」
(どっちから読んでも)今井マイ

http://www.geocities.jp/blissful_uribou/01suzukano/003wa/3wa.0.mokuji.new.html

残暑ある秋

 前回、残暑ある秋の途中まで読んでいたのでそこから。ちょうど加納が鈴木をメンバーから外そうとしたのは、鈴木の足を気にしてというのが分かったところだったのですが、鈴木はそれを知りながらも駅伝にどうしても出るご様子。ただの意地なのか考えがあるのかどっちなんでしょうね。先輩方が海部ちゃんに聞くと、入院中の鈴木の祖父が駅伝で鈴木が走るのをみたがっているとのこと。そう言えばじいちゃんは駅伝マニアとかいう設定がありましたね。頑張るってなんでしょうね。単なる根性論で無理して怪我を悪化させるというのは見ていて呆れてしまうのですが、怪我してもやらなきゃならない時っていうのはやっぱりあって、それがいつか判断するのって難しいですよね。某バスケ漫画で赤い髪の人が、オレは今なんだよ、とおっしゃってましたが、私は今なんだ、と強く思うことができるのか甚だ不安です。強く思えたとして、勝負に出ることができるのかも、同じく不安です。正しいとか間違ってるとかは置いておいて、自分で勝負の時を決める判断力を身につけたいものです。
 全国駅伝の前に、小規模な地区の駅伝大会。鈴木は樋口と加納に挟まれるオーダー。鈴木は膝を痛め順位はボロボロ。それなのに優しい加納。加納は焦る鈴木にどこか自分を重ねていたようです。前も似たようなことを書きましたが、人生で諦めるタイミングとか諦める理由なんてのはいくらでもあるんですよね。結果はともかく、諦めない人を見るだけで美しさを感じるのは私がご多分に漏れず諦めた側の人間だからなのかもしれません。

静かに燃える冬

 第三章のはじまり。漫画「後輩がドのつく変態でした」のTOP絵のシーンから始まります。今見たら漫画消してリハビリとして4コマ漫画を連載してらっしゃるんですね。何かあったのでしょうか。心配です。もちろん個々人の自由なわけですが、読めていた漫画が消えちゃうと寂しくなりますね。
 物語に話を戻ると、鈴木は整骨院に通い始めます。(どっちから読んでも)今井マイ先生は「先生」と呼ばれる職業になにか恨みがあるのでしょうか。加納と仲良く話す医院長の息子に嫉妬心のようなものを感じる鈴木。BLの兆しが見え始めております。
 正月に入り鈴木くんは県の駅伝に出ます。すっかり良くなったようで一安心。きちんと時間が進むお話って書くのが大変そうです。プロットを切ると案外できるものなのでしょうか。強豪校の名前も出てきて、加納の過去に関わっているようです。
 正月駅伝二日目、どうも加納は中学時代に暴力事件を起こしていたようです。絡んでくる相手がまだやってたんだ陸上っていうのに多少の違和感が。加納って速いんじゃなかったですっけ。少し物語を見失いかけですが、そのまま読みます。絡んできた相手に鈴木が悔しがったのを喜ぶ加納。このまま順調にBLですね。
 視点は打ってかわって海部芹加へ。鈴木からの恋愛相談を受けています。鈴木はすっかり恋愛モードのご様子。こうやって連載していた漫画につながるわけですね。

そして、それぞれの道(終)

 時間がパーンと飛んでしまった気がするのですが、そう言えば回想として物語は始まっていたんですね。更新分のリンクを見ると、芹加視点の前で物語はまだ続いているんですかね。どうやら追いついたようです。まさか追いつくと思っていなかったので、驚いています。四コマも小説も順調に更新されていらっしゃるようで、これからも楽しく読ませていただこうと思います。

       

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