Neetel Inside ベータマガジン
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「独り」「一人」がテーマの掌編小説集「きっとあなたも独りです。」です。

この作品にはどんなイラストが合うかを考えました。


読後感のいいおしゃれな感じなので、どろどろしたものは避けるべきかな。
ポスターカラーのような色使いでPOPな感じにして、
「持つオシャレ」な一冊を作りたい。



モチーフをどうするか悩みました。
一人を表現するには何を描けばいいのでしょう?

女の子や男の子を一人寂しそうに描く?
それも正解のひとつとは思うけど、
この作品の「おひとりさまの美しさ」には合わない気がしました。


ラフスケッチを4枚ほど描きます。

しっくりきたのが2つ。
「観覧車」と「電車」をモチーフにしたもの。
もうひとつは「メリーゴーランドに乗る少女」

観覧車とメリーゴーランドは、どっちもなかなか一人じゃ乗らないでしょう。
でもそれにあえて乗るというのは、一人の美しさを楽しむ、つまり「絵になる」モチーフかなと考えました。

電車は、人間が何人も集まっても結局自分は一人であることへの暗喩と、自分の孤独を一番感じる時って、周りに人間がいるときや、自分に関係ない人間関係が回りにあるときなんですよね。


今回は前者を採用してラフスケッチを見ながら原稿用紙に下書き、ペン入れ、色塗りと作業を開始します。




完成したイラストがこちら

       

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Neetsha