Neetel Inside ベータマガジン
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★新都社作品感想2018★
2018年1月9日「ZONE-B」

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2017年12月19日更新作品から



「ZONE-B」http://gsyounen.web.fc2.com/zone-b/index.html



 NO愚痴キシン先生作品。
 去年もやはり感想を書いていた(http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=18928&story=15)のだが、またタグを付けて更新して頂いている。
 更に、前回の感想時で七話だったが、八話以降で去年指摘していたことを踏まえて頂いたのかと思われる内容となっている。

・主人公がゾンビっぽくないし強すぎる
 →主人公の弱点や、ピンチに陥ると化物度が増す暴走モードになる要素が出てきた。格段にバトルが見応えのあるものとなる。
・作風が明るすぎる
 →マスティフとの戦い以降、物語に緊迫感が出てきた。
・スカルマスク以外に怖い敵が出てこない
 →マスティフ、鬼界、星羅といった魅力的でインパクト十分な敵が出てきた。

 と、見事なぐらい、改善されている。
 いや、改善と言っていいか分からないが…七話までの展開でも十分にハイクオリティな作品だったし、ただ何かが足らないと思っていた点が補われ、更に良くなったと思う。
 絵は前回も言った通り、新都社でもトップクラスである。更に内容も非常に良くなってきているので、やはりどうしてこれでコメントがそこまでついていないのか不思議なところ。素人考えではもう説明がつかない。もっと評価されても良い作品である。
 という訳で、単に見逃している読者が多いだけかもしれない。隠れた名作として、非常に強く、読んでみるのを推奨したい。

 物語的にはクライマックスを迎えようとしているようだ。
 星羅がキーマンとなり、主人公の失われた幼少期の記憶や、謎の暴走モードについて語られていきそう。星羅はスカルマスクも知っているようなので、彼女との戦いの先にはいよいよスカルマスクとの決着がつけられるのでは?と期待も膨らむ。
 ベタなVシネマ展開な課長の過去で盛り上げてくれたが、鬼界との決着も見逃せない。課長のようなおよそ戦闘には向いて無さそうな体型のキャラが意外に強いのも面白い。
 という訳で、個人的には好みの作品に仕上がってきたし、これ以上こうすれば良いと思うというのは素人目線ではもうない。プロの編集者とかなら問題点を何か見つけてくれると思うが…。
 強いて欠点をあげるとすれば、渋すぎるのかもしれない。対象年齢層が高いというか、おっさん向けというか。少年VIP連載ではあるが、明らかに内容はモーニングといったおっさん向け雑誌だ。コニー連載の方が良かったかもしれない。とはいえ、今更移籍してもというのはあるし、このまま完結まで頑張って頂きたい。




以上です。

       

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