2017.11.2 第4回目 ワイルド・ブリットから見る「ジョン・ウー映画の傾向」

こんばんわぁ~~~ 絶賛コミュ障中の文鳥大好き文鳥ハウザーこと
バーボンハイムだよーーーーー!!!!!!
ヽ(・∀・)ノヽ(´▽`)/┌(┌^o^)┐。

今日は久々のオフ会前日ということで心臓バクバクバックマンの
手首のバイブレーションが止まらないので 心を落ち着かせるためにレビューをする。
もうこのレビューも精神療法に近いので、無駄に長いのはもう目を瞑ってくれ!!!
ナイーブ先生からデビルマンのレビューをして欲しいってことだったが、
今回は別の映画にさせてくれ。

今日紹介したいのはジョン・ウー監督作品だ。
ジョン・ウーといえば以下の演出を多用することで有名な芸術家だ。

スローモーション、白い鳩、メキシカンスタンドオフ、マリア像、血みどろの死闘、バズーカ一並の破壊力のショットガン・・・

この全ての演出はガンアクションを芸術作品に押し上げた一級品だ。
だが、これらの根底に平和と非暴力というメッセージが込められていることを御存知だろうか?
スラム街で育ち、他者からの暴力を受けることが多かったジョン・ウーが
暴力の醜さを観客に焼き付けるために編み出した演出なのだ。
これらはガンアクションの格好良さを引き立てるスパイスとして使われてしまっているのは
本人の意図しないところだが、芸術とはそういうものだ。
本人の意志とは無関係にメッセージを放つ。芸術の素晴らしさはそこにある。

次にジョン・ウー作品を語るにあたって忘れてはいけないのが
香港時代とハリウッド時代 このどちらの時代に撮られたかで作品の傾向がガラリと変わる点だ。
おそらくジョン・ウーと聞くとハリウッド時代のものを思い浮かべる人が多いかもしれない。
トム・クルーズのMI:2か?
クリスチャン・スレーターのブロークン・アローか?
ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジのフェイスオフか?
あるいは彼のハリウッドデビュ一作でジャン=ヴァン・ダムのハード・ターゲットか?
ドルフ・ラングレンのブラック・ジャックか?
それともハリウッドラスト作のベン・アフレックのペイ・チェックか?
どれも映画として素晴らしい作品だ。

(ここから全力の自分棚上げモード。
しかしMI:2 てめーはダメだ。あれはトム・クルーズのプロモーションビデオであって
ジョン・ウーの良さを引き立てる映画じゃねぇ。
映像がハデで 芸術性はあるが、ストーリーの良さは薄っぺらい作品だ。
成功してるのでゴミではないし、これのファンがおかしいわけではないが、
あれはトム・クルーズをメインディッシュに
ジョン・ウーを食後のガムにつけてるだけのお粗末な作品だ。
ブロークン・アローは悪役にジョン・トラボルタを据えたのが
長所なだけでそれ以外は全くジョン・ウーらしさの欠片もない。)

率直に言うとハリウッド時代のジョン・ウーは爪やたてがみを切りおとされたライオンだ。
いや、チ〇コを切り落とされたウサギというべきか……

先ほど列挙した芸術的演出、俗に言うジョン・ウー節が
映画をハデにするためのパーティーグッズ感覚で使われていたり(MI:2)、
そんなもの不必要としてただの雇われ監督として据えていたり(ブロークン・アロー)、
ジョン・ウー自身が自分のカラーを抑えてしまった無個性な映画(ペイチェック)が散見される。
これらには別の楽しみ方があるが、あえて言わせてもらおう。
ジョン・ウー映画として、これらはチ〇コを切り落とされたウサギぐらいのパワーの無さだ。

だが もし この中でハード・ターゲットかフェイスオフを思い浮かべてくれた人には
香港時代の彼の良さを理解してもらえそうだ。
個人的にこの2つはまだジョン・ウー節の主張が映像に現れてくれているし、
主演のヴァン・ダムやトラボルタ&ケイジもメインディッシュにしてくれてる。
個人的にパワーが強いのはハード・ターゲットだ。この映画は
ゴールデン洋画劇場版のランス・ヘンリクセンの声が堀勝之祐の方がパワーがあって
大好きだ。

香港時代に撮られた映画で私が見たのは
以下の通りだ。

男たちの挽歌1,2
狼・男たちの挽歌 ~最終章~
ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌
ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち
ワイルド・ブリット

今回はこの香港時代 かつてジョン・ウーがジョン・ウーらしくあった時代に
撮られたワイルド・ブリットを紹介する。

香港時代のジョン・ウーはよくチョウ・ユンファを主演に置き、
男たちの挽歌シリーズを監督していた。ユンファと聞いてイメージが
付きづらい人に言っておくと、劇団ひとりや宅間伸似の香港スターだ。
この2人は息が合ってたのか 2人を監督主演に置いた映画は香港以外でも世界中でヒットした。
中でも狼・男たちの挽歌 ~最終章~は今回紹介するワイルド・ブリット並の名作だ。


では、今回のワイルド・ブリットだが
主演はトニー・レオン。インファナル・アフェアでアンディ・ラウと
敵対する潜入捜査官を演じた香港スターだ。
今でいうとウォン・ビンぐらいのイケメンなのは勿論だが、
何よりも彼が他の追従を許さない素晴らしさを持つのは泣きの演技と怒りの演技だ。
トニー・レオンの涙は観客の心と同化させ、その目に涙を浮かばせる。

今作でもトニー・レオンの涙が見所だ。無論、ストーリーも素晴らしい。
割愛したいのは山々だが、そうするとこの作品の魅力が伝わらないので
あえて分割することにする。

あらすじは読み飛ばしてもらって構わないし、
長いのは勘弁って方はそのまま飛ばして読んで貰っていいが、
おそらく話の内容がわからなくなるのだけは了承して欲しい。

ひとまず、ストーリー編はただでさえ長いので以下の6つに分けさせてもらった。

(香港編)、(サイゴン編)、(ルーク&サリー編)、(ベトコン編)、(フランク編)、そして最終章である(ポール編)

これは非公式な区分なので他にも名前をつけたい人は名乗り出てくれ。
以上だ。では、ストーリー編に移る。