Neetel Inside 文芸新都
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2017年12月19日(火)

 高熱にうなされた一週間。水曜日の昼に寒気を感じたが最後、帰りはふらふらになりながら家についた。四十度を超えると死を連想する。嫌なことが立て続けにあると死んでもいいかなと思うこともあるけど、たかが高熱で生きたいと心から願ってしまう。インターホンが昼も夜もたまに鳴った。ドアノブに友人が掛けていってくれるコンビニの袋。薬やらおかゆやらが入っていて、中にはいつ撮ったのだろうといった私の写真が入っていることもあった。元気づけようとしてくれている友人の存在にひとりじゃないと思えた。

       

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