Neetel Inside 文芸新都
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秋乃シショホ作品集
好きな人

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はじめて好きな人ができた。気がする。

正確に言えば、どんなときもつい思い浮かべてしまう人だ。

たぶんこれが所謂"好きな人"であることは明白だろう。

だってこの気持ちをGoogle先生に聞いたら、そう教えてくれたんだから。

ついつい考えに耽ってしまう日々。

あの人は今何をしているのか、あの人と今一緒だったら。

知りたくて知りたくて堪らない。

でも、一番知りたいのは、あの人にどう思われているか、だ。

だけどGoogle先生でさえ、あの人の"気持ち"はわからないのだった。

       

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Neetsha