12月22日/へどろ
内臓と血を混ぜ込んだような、どす黒く細い道を歩いて行く。
足場は50cmほどで、踏み外せば恐らく命は無い。
ぬめぬめとした地面に足を取られながら歩いていると、スライム状の塊が巨大な目を見開いて追ってくる。
途中何度も捕まりそうになりながら必死に逃げる。
そのうちに、ぽっかりと空いた大きな穴に突き当たる。底は見えない。
捕まる寸前に、軽く助走をつけて、穴へと飛び込む。
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