マクロビ、ホメオパシー、ロハス、俗に民間療法といわれているものだ。
これらに嵌っている人は本当に苦手だ。

昔、会社の女性がこれらに嵌っており、社内での布教が本当にすごかった。
社内でのお菓子(砂糖)禁止を言い出して、食べてる人(上司でも関係なく)に文句を言ったり、なんたらって先生の本を配り始めたり、何たら先生の講演会に行くので会社休むだったり、何たら先生のfacebookに批判的なコメントする奴をやっつけたとか言い出したり。
インフルエンザの予防接種を拒否して、一人だけインフルで1週間休んだときは呆れた。
更には1回の診察に数万円かかる病院に通い、謎の機械(気と波動を検査する機械)で診察してもらい、謎の機械(気と波動で治療する機械)で治療を受け、謎の薬(どういう根拠で調合したか不明の漢方薬)を貰い、謎のアイテム(置いておくと電磁波から守ってくれる)を買い、謎の本(その医者が書いた謎理論の本)を読む。
そして、話は健康のことから製薬会社の陰謀論やら、電磁波の悪影響、原発の悪影響、アメリカやユダヤ資本の陰謀論などとどんどんスケールが大きくなっていった。

一度、その女性と社内の人間で話し合いが持たれたときに言われた言葉。
「どうして自分の身を守る為にすることがいけないんですか?」
(いけなくはないが、周りに迷惑がかからないようになって欲しい)
「みんな騙されている、どんどん不健康にされてるんですよ」
(何して生きてても加齢で不健康にはなっていくだろうに)
「みんな無知すぎる。○○先生の本を読めば分かる」
(無知はどっちなんだろう)
結局、その○○先生の本の受け売りで、それが全て真実だと思っているのだ。
私も半ば押し付けられる形でその医者の本を読んだが、
「○○は悪!食べてはいけない!不健康になる!売っているのは己が利益の為!」
「○○を食べている人の寿命はこう、食べない人の寿命はこうだ、食べない方が長生き!」
「○○を好んで食べる人は依存症!病気!毒を食べている!」
「○○を食べることは未来の子供への罪だ!」
と、強い言葉で断言し、徹底的に罪悪感を植えつけるやり方だった。
これでは意思の弱い人は簡単に嵌ってしまうだろうというのがその本の感想だ。
実際その女性も、これらのこと以外ではすぐに悩み、落ち込んだり、やたらと女性の同僚(女)に依存するタイプだった。

私が思うに、こういう民間療法は「正解が分からない世界」だ。それは宗教に通じるところがある。
死後の世界は誰も知らない、正解が分からないから、いろいろな宗教が好きなことを言って「これが唯一無二の神だ」と人を信じさせる。
健康になる方法で同じ方法を試しても、エビデンスがあるわけでなく(別要因など健康にかかわる因子は多岐にわたり、その健康法の効果が明確でなく、かつ検証もされていない)、万人が同じ効果を得られることは無い、正解が分からないから、好きなことを言って「これが唯一無二の健康法だ」と人を信じさせる。
両方とも、「善意で布教する人」もいれば「金儲けのために布教する人」もいる。
やっかいなのは両者とも「布教」が「善」だとされるところだ。
信じれば救われる。貴方も救われて欲しい。
実践すれば健康になる。貴方にも健康でいて欲しい。
誘われた側が断るのが悪だと言わんばかりに。
結局、ホメオパシーだかマクロビだかの先生になるとかで会社を辞めた。辞めた後は全員がほっとした。こんなことは最初で最後だ。
長々と書いてしまったが、それだけ当時の印象は強く、いやな思い出として残っており、民間療法の医者と聞くと反射的に「詐欺師」と身構えてしまう。

あぁ、まだまだ書きたい。これはもう当時の愚痴だ。