私の元同僚のマクロビに嵌った女性が妄信していた教祖(医者)の言葉で、強烈に残っているものがある。

「障がい児の親は一生反省しろ」

これは言い換えれば「障がい児が生まれるのは親の生活習慣が一因にあるので、正しい生活習慣を送るように努力しましょう」と言うことらしい。ここで言う「正しい生活習慣」というのも、その教祖が言うトンデモな場合も多いのだが。
では何故そのような人を傷つける、不快にさせる言葉を使うのか。
それは「刺激的」で「強く印象」に残り「罪悪感」を持たせる為だ。
炎上商法と宗教勧誘の手法をまとめてやってるのだろう。人目を引き、その中で「自分は特別」と無意識で思っている人間を引っ掛けるのには最適な方法なのだ。
全てについて「刺激的」で「強く印象」に残り「罪悪感」を持たせる言葉を使う。健康について、ひいては未来の人類のためという壮大な話になる。
自分の健康は子供の健康でそれ続いていき未来の人類の存続を危うくしているのはお前だ、という結論に至る。
そもそも教祖の提示する健康法なり薬なりの効果を否定することは出来ない。それは効果を認めることではなく「効果があるか無いか分からない」なのだ。何故なら検証されていないからだ。それを「効果がある!」と謳い売りつける。その姿勢が医者を名乗るに相応しくないのだ。

当然こんなやり方をしていれば、敵も多く作ることになる。
単純に感情的な言葉をぶつける人もいれば、理路整然と教祖の教えと真っ向から対峙してくる人もいる。
そのとき、教祖は守るのも信者の仕事だ、と言わんばかりに有象無象が沸いてくる。
彼らの言葉は本当に恐ろしい。
相手が匿名な場合は「匿名でしか言えないくらいの支離滅裂な内容」「匿名で言う意見に価値はない」
相手が名前を公開し、一般人であれば「勉強もしていない人が教祖の話を理解できないのは無理も無い」「勉強不足で見ているこっちが恥ずかしい」
相手が名前を公開し、かつ医者等の場合は「背後にどんな組織がいるか想像できる」「教祖の話が真実だからそれを潰そうとしている」
清々しい位の妄信っぷりだ。

もし、ここで私が上記の内容が良く分かる例として、教祖のブログやFACEBOOKを紹介したとしよう。そして、そこに「新都社から来ました早漏師です」とでも載せてみようか。
すると、このコメント欄は大盛況となるだろう。私への誹謗中傷で。
「ソープレポとか書いている底辺の妄言に価値は無い」
「ソープレポとか書いてるから教祖の話を理解できないんだ」
とか。
とにかく彼らは信じている自分たちこそすばらしい人間だと思っている。本気で。
ものすごい選民意識とものすごい差別主義者たちだ。

そういえば、上記の教祖が売っている本に患者の治療話が載っていた。

謎の機械で検査し、漢方薬やら何やらを処方するも改善せず。
何度も薬を変え、謎の機械で検査し、ついに原因が見つかる。
「寄生虫だ!」
寄生虫用の漢方薬やら薬を処方し、改善に至った。

私たちの治療には効果がある、と言いたいらしいのだが、これ、逆効果じゃね?
何度検査したって本当の原因(寄生虫が本当の原因だとして)までたどり着くのにそんなに時間がかかるんじゃ、他の原因なら死んでたんじゃね?
その間の治療費やら薬は全く無意味で誤診だったわけだけど、それについては釈明の余地がなくね?そもそもなんで、1回でそういうの全部チェックしないの?引き伸ばししてんの?
つーかその謎の機械、教祖の気分次第で好きな病気にできる便利なアレじゃね?
普通の病院で精密検査したほうがよっぽど早かったんじゃね?


ところで、マクロビに嵌った女性が在籍中だった当時、同僚A(女性)がこんなことを言っていた。
「マクロビのセミナーに付き合ったんだけど、宗教勧誘みたいだった」
「マクロビを本気でやってる人たちって、みんな頬がこけてるんだよね。私はあそこまでは無理」

健康ためなら死ねる (゚∀゚)ラヴィ!!


また、別の同僚B(男性)の話だが、その同僚の母親が定期健診に行ったとき、腫瘍マーカーテストというガンがあるかどうかの検査を行い、その結果が良くないものだったそうだ。
しかし、通常の検診では腫瘍は見つからず、とある民間療法の病院へ行った。
一度目は謎の装置で検査し「通常の検診では見つからないような小さい腫瘍がある」とのことで、漢方薬を処方されたのだが、2度目に行った際、一度目の検査の際に言われた「小さい腫瘍」がどこにあるかを検査する為に大きな病院で検査することを伝えたところ、
「貴女はここに何をしにきたのですか、治療は出来ません」
と追い返されたらしい。
全く意味が分からない。
ガンがあるならどんな手段でも早期に治療したい、というのは誰しもが思う。
それを「私の言うことを信じなければ、治療はしません」というなんとも傲慢な態度。
結局、同僚の母親は普通の病院での検査でガンも見つからず、翌年の検査では腫瘍マーカーテストでは正常値に戻っていたとのこと。
同僚Bも
「お陰で民間療法の病院には二度と行かないですんでよかった」
と言っていた。
その医者(?)の診断は一体なんだったのだろうか。


そして、実は私もこのような民間療法の病院に一度行ったことがある。
これは例のマクロビ女性が、会社の人間にその病院での検診を受けてみろと誘いまくったのがきっかけで、同僚の一部で「潜入ルポしよう」と話になり、じゃんけんに負けて行ったのだ。
で、行ってみた病院はマクロビのマの字も無い病院。
代わりといっちゃ何だが、ホメオパシー、バイオレゾナンスという文字が。
このあたりは、やはり似非医学言われているもので、「波動」やら「気」を扱うらしい。
病院はめっちゃ広い、めっちゃ立派。
受付近くにはそこの院長の書いた本、健康グッズがこれでもかと並べられており、壁には患者からの感謝状、テレビではバイオレゾナンスの講演会のDVDが流れていた。

診察前に大量の設問がある問診表を記入し、診察が開始された。
問診(体調の悪いところは無いか)とゼロ・サーチ レヨメーターと呼ばれる謎の機械での検査。
これが本当に怪しいもので、とある物質が入った小瓶を手に握らされ、レヨメーターのダイヤルを回して周波数を変え(物質が持っている固有の周波数にあわせるらしい)、レーザーペンのような棒を身体に向け頭から足の方まで動かす。それで身体のどこが悪いか診察しているらしい。(この辺は、疑っている感じを出さずに、単に診察器具がどんなものか興味があるような体で聞いてみた結果)
事前に足の冷えと偏頭痛があることを伝えておいたのだが、体内に金属が溜まっているらしい。また、仕事柄PCでの作業が多いので、電磁波の影響があるらしい。(レヨメーターで電磁波の影響までわかるものなのだろうか)

その後、「身体の中の金属を排出する漢方薬」を2種類(1つはこの病院の調合、ひとつはツムラの普通の病院でも処方されるようなやつ)貰い、診察は終わった。


で、その薬を1週間飲んだが、2日目から酷い下痢状態でどうしようもなかった。夜中も目が覚めて1時間おきくらいにトイレに篭った。
おそらくこれは民間療法の連中が必ず口にする「好転反応」ってやつなんだろう。
半ば意地になって1週間飲み続けたが、状態は変わらず。
なにかい、俺の身体は金属で出来てたとでも言うのかい?
これは日常生活に支障が出るレベルなので、漢方薬を止めた。
結局、問診でのこと以外、新しい病気や身体の悪いところを指摘されることも無く、下剤を貰った、と言う感じだ。
問診表をもとにしたホットリーディング、受け答えをもとにしたコールドリーディングで病気を設定しているようなやり方。
別の方も同様に感じているらしく、ブログなどでそのことを書いている人もいるので、
これらのことに興味がある方は、ネット検索してみるといいかもしれない。

ちなみに、この漢方薬、ちょっと便通が悪いと感じたときに飲むと快便(下痢)になるのでちょうどいい。


信じる信じないは個人の自由。これは本当に同意する。
信じている人を批判するつもりも無い。
ただ、信じていない人を批判、攻撃する人、要は教祖連中みたいに「信じていない人は悪」と声高に叫ぶのと、それに乗じて暴れる連中は、ちょっとおかしい人だと思う。

信じてもらうにはその根拠を示せ
信頼を得るには態度で示せ
試してはいけないのは神だけで十分だ