初めてのソープ:アイさん

その1

その日、私は初めてソープ店の門をくぐった。
仕事の辛苦を忘れる為?
寂しさを紛らわせる為?
理由はもう忘れた。

齢32、10代20代の頃は人並みに恋愛し、一夜限りの火遊びもした。
ここのところは社内の若い連中の恋愛物語にも疎くなり、
仕事に忙殺される日々。
ふと、

「そうだ、ソープへ行こう」

そう思った。ただそれだけだった。


さて、今回訪れたのはソープ店R。この風俗街では格安の部類。
全国的に見ても格安、50分約17000円。
風俗街の端の方にあり30秒で国道に出られる。
だが、ちょっとした抜け道のような場所に入り口があるため、店の前の人通りはほとんど無い。

この店を選んだのは、単純に安いからだけでなく、在籍女性の年齢や写真もまぁまぁだったからだ。
この店よりさらに安い店もたくさんあったが、熟女専門かのような年齢層しかいない店、古めかしいWEBページをいまだに使い続けているような店は候補からはずした。

いざ店に行こうとはするが、寸でのところで踏ん切りがつかない。
店の前を往復すること30分、ようやく勢いに任せて店に入った。

さほど広くない、玄関ロビーとでもいうのだろうか。
そこの壁にアーチ型に空いた受付。
「いらっしゃいませぇ」
若干八百屋や魚屋のような威勢で声をかけられた。
「予約ありますか?」
「いえ、してないです」
「今でしたらこの子とこの子がが待ち時間無しです」
「…」
8枚並べられた3サイズ等のプロフィールが付いた写真を見ながら、私は少しうなって考えていた。
その中で、"人気No.1、リピート率No.1"と書かれた女性がいた。
初めてではずれは引きたくない、いや初めてでなくてもはずれは引きたくないが、"アイ"という名前の女性の写真を指差し、
「この子はどうですか?」
と聞いた。
「1時間待ちですよ。とても人気のあるキャストですよ」
店員はそう答えた。この店員、短髪でメガネ、しかもかなり年齢は若いように見えた。以後短髪メガネ氏と呼ぶ。

私は
「じゃあこの子で」
と告げると、短髪メガネ氏は時間はどうするかを聞いてきた。
初めてなので一番短い50分を選び、17000円を支払った。
その後、入り口と反対側にあるレースのカーテンの奥の待合室に通された。

待合室は広々としており、最奥にテレビが3台並んでおり、1台は地上波放送、残り2台はこの店の在籍女性のプロモーションビデオが流れていた。
さらに各テーブルにも小型のテレビがあり、やはり在籍女性のプロモーションビデオが流れていた。
そこから約2時間、テレビを見たり、プロモーションビデオを見たり、置いてある風俗雑誌を読んだり、ウォーターサーバの水を飲んだり、短髪メガネ氏に頼んでアルバム(在籍女性一覧の写真がモザイク無しで載っている)を借りて見たりしていた。
その間、後から来た別の客が先に呼ばれたり、レースのカーテンの向こうから、帰る客を見送る女性キャストの声が聞こえたりと、初めてのソープ店に興味心身だった。
もちろん、結構緊張もしていた。


「34番のお客様ぁ」
短髪メガネ氏の声がした。料金を払った後に渡されていた番号札を見る。34番、私だ。
このとき、心拍数はすごいことになっていた。
緊張なのか興奮なのか、手汗をかいているくらいであったので、おそらく緊張だろう。
ソファから立ち上がり、番号札を短髪メガネ氏に渡すと、そのままこちらへと手で合図をされた。
レースのカーテンをくぐると、玄関ロビーには厚手のカーテンがかけられ、入り口からこちらが見えないようにされていた。
そして横を見ると、指名したアイさんがそこにいた。


第一印象は「あ、写真より太い」だった。
ただ、顔については、ほぼ写真と同じだった。
プロフィールは22歳、身長152、B.82(D)W.56H.81。
今回は初めてだったので、そんなものかと納得することにした。
ベビードールを着ている女性が目の前にいる。
どこか非現実的な感覚である。
挨拶をして、プレイルームへと招かれる。
この店、ビル内の店舗にもかかわらず、受付からプレイルームまですべて1階にある。

風俗店といえば、大体ビル一棟を使って、1階は受付と待合室、2階以降はプレイルームがあり、女性キャストの準備が整うと、エレベータの前に呼ばれ、ドアが開きご対面、という場合が多い。
女性キャストの写真(パネル)が実物とかけ離れている、いわゆるパネマジ(パネルマジック)の場合、ここでのご対面でショックを受けやすい。俗にエレベータショックと呼ばれている。

さて、浴場というなのプレイルームへ連れて行かれ、女性キャストと二人きりになった。
部屋を見渡すが、結構な広さだ。絨毯がしいてあり、ベッドや冷蔵庫がある部分が目測で8畳程度、仕切りなど無く続きの空間に風呂場があり、そこも目測8畳。広い。

ソープ初心者の私は、どうすればいいかわからない。
「ベッドにどうぞ」
と落ち着いた声でアイさんに勧められ、私はベッドに腰をかけた。
すぐに横に座るアイさん。
「今日はありがとうございます」
と笑顔で言われ、いえいえ、とぎこちなく返す。
「実はソープ初めてなんですよ」
と私が告げると、
「そうなんですか~。今までは来ようとか思わなかったの?」
アイさんは敬語を微妙に外しながら聞いてきた。

それから少し会話をして「それじゃあお風呂行こっか」とアイさんから誘われ立ち上がる。
脱は特に脱がされるということも無く、自分で脱いでいく。
その横で、ベビードールを脱ぎだすアイさん。
初対面の女性が自分の横で全裸になる。
これのシチュエーションには興奮した。
全裸になったアイさんはやはり若干太めだったが、胸はなかなかのボリュームだ。
二人とも全裸になると、手を引かれて風呂場へ行き、椅子に座るよう促される。
アイさん洗面器ではボディーソープを泡立て、できた泡で私を洗った。上半身は自分の密着させるように洗い、胸の感触を楽しめた。下半身、私の一物は包み込むようにグニグニと触る。
とにかく「初対面の女性が」というシチュエーションがカルチャーショックのようで、常に頭の中にあった。

ある程度洗い、泡を流し終わると、湯船に漬かる様に言われ、私は一人で風呂に入った。
ここの風呂は広かった。185cmの私が入っても足を伸ばせた。
温泉どころか銭湯すら最近は行っていないので、それだけでも満足してしまいそうな気持ちよさだ。
すぐ歯ブラシを渡され、念入りに磨き、うがい後さらにイソジンでのうがいをした。

アイさんも準備が終わったようで、風呂に入ってきた。
少し話しながら、アイさんの胸を揉んだり、ハグをしたりした後、
「ちょっと頭つけて?」
と言われ、浴槽のヘリにおいてあるビニールの枕(?)に頭を置く。
するとアイさんは私の両足を開いて持ち上げ、一物が水面の上に出るようにした。そしてそのまま口にくわえた。

いわゆる潜望鏡である。

聞いていたことを実際されたと感動したが、やはりフェラには違わず、という感じであった。

しばらく潜望鏡を楽しんだ後、風呂から上がり、体を拭いてベッドに移動した。
ベッドに寝転がると、横にアイさんも来て、しばしハグ。
ゆっくりとアイさんが動き出し、乳首から順に攻めながら、下へと進んでいく。
フェラをしてもらい、「じゃあ入れよっか」と言われ、騎乗位で挿入。もちろんゴムはつけてある。
こちらから攻めようかとも思ったが、その隙は与えられなかった、というか風俗嬢を攻めてもいいのだろうか?という疑問から動けずにいた、というのが本当のところだ。
(これも女性キャストによっては、「攻めて」と言ってくる人もいるので、一概にどうは言えないが)

動きながらあえぎ声を上げるアイさん。
が、どうしても「あー、演技なんだろうなぁ」という思いが抜けない。そして「上で動くの大変だろうなぁ」とも思い、正常位に切り替えて突き始めた。

ちょっとしてすぐ発射。自分、早漏ですから。


少し休んでから、風呂で体を洗い、服を着て、タバコを一服。
アイさんも喫煙者だったので、二人で一服した。
その際、5年ソープにいるとか、最年長で72歳のお客さんがいたとか、色々な話を聞けた。
おしゃべりなタイプではないが、仕事もきっちりするし、接客態度もいい、店がNo.1というだけあるのか、という良い女性キャストだった。

部屋の内線が鳴り、残り時間が短いことを告げる。
帰り支度も済んでいたので、ゆっくりと部屋から出た。
入り口まで一緒に戻ると、短髪メガネ氏ともう一人、色黒長髪氏(店員)が有難う御座いました、と笑顔で接客してくれた。
この店、接客がいい。
「またきます」
と店員に告げ、私は店を出た。


初めてのソープ体験で、可も無く不可もなくという印象。
帰りの車の中では、よく分からない感情を持て余した。
その1 余談

初めてのソープの相手、アイさんだが、当時で5年くらいのキャリアだった。
色々なところでの書き込みを見るに、実年齢は当時で26歳くらいだったと思われる。

アイさんに聞いたのだが、
・客は下は17歳(客でも18歳未満はNG)から上は74歳(!!!)
・長時間予約して出前をとって食べたり、ワインを飲んだ客もいた。(嬢はよほどでないと飲酒しないらしい)
・童貞のお客も多い。特にイヤとかは無い。
・やっぱ怖い人はイヤ。

他にも色々と聞いた(収入とかプライベートは詮索しなかった)が、既に忘れてしまったことが多い。


sage