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Bad Smell
通学

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Bad Smell 高校生編(2) 通学(若干推敲版)

今までは、家から歩いて10分もかからない距離の市内の中学校に通っていた私だったが、高校は市外。電車で通わねばならなかった。

通学時間は一番早くて1時間程。

私の地元はドがつくほどの田舎で電車の本数もあまり無かった。なので、最悪でも、7:30には家を出ないと始業時間に間に合わなかった。そのため、NHKの朝ドラのOPが私にとっての登校の発進合図だった。

また、その時間に間に合わせるには用意諸々も合わせて、最低でも6:50頃には目を覚まさないといけない。

私は人に迷惑をかけないようにトイレを外でしなくなったという話を前にしたが、この時期も続けていて、朝7:00頃に家でトイレを済ました後、学校に向かって以降全くせず…

進学クラスは18:00まで授業があったので、帰りの時間も合わせて、12時間トイレを我慢していた…

そんな長い間人間はトイレを我慢するように体が出来ていないらしい。

これを読んでいるほとんどの皆さんが予想している通り、無論、よく膀胱が爆発していた。よくと言っても月1くらいだが、年齢を考えるとよく、だろう。

(余談だが、脳が制御しているのだろう。漏らす時は必ず放課後で、学校を出た直後だった。)

不幸中の幸いなことに、私の通っていた高校の近くに父が働いている会社があり、19:00頃が退社の時間だったので、漏らした時には電話をすると、向かいに来てくれ、電車に乗って迷惑をかける。ということは無かった。

ただ、父がかけつけるまで最低1時間はある。だから、そんな時私は、おしっこにまみれたズボンを履きながら人通りの少ない川辺で蹲っていた。誰にも顔を見られたくないからだ。

その時の私の頭の中は高校生にもなっておしっこを漏らした私への呆れと父への申し訳なさでいっぱいだった。

こんな馬鹿な息子の相手をしてくれた父には感謝したい。

       

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