※ここからの高校生の話は、そこまで書くことが無いので、恐らく高校生編は後2節で終わります。
今回は高校2年生の中で1番人間の怖さを体感した話を書く。
私の高校の体育祭は高校1年生の時までは、進学コースのクラスは通常コースの1クラスと2組合同で1つのチームになって行っていたのだが、何故か私が2年生になったとき、その行いは廃止された。その年から、進学コースのみのチーム(1,2年生合同)になった。(そのときは、3年生は人数が多かったので、個別だった。)
私は、結局、数人の友達としかうまくコミュニケーションを取れず、体育祭のシーズンになっても、同じ進学コースの1年生のことを誰1人知らなかった。だから、体育祭中に1年生と絆が深まることもなかった。
リレーに出て、特段早いわけでもないが、必死に頑張った覚えがある。そして、N君やクラスメイトの中でも運動神経の良い人物が活躍し、なんと、進学クラス1,2年生合同チームはベスト3に入った(順位は忘れてしまったが入ったのは確実。1位ではない。)
ここまでは、まあ良いのだが、ここからがこの話の怖い点だ。進学クラスの1年生の一部が満面の笑みを浮かべてこんな感じの旨の内容を大声で叫び始めたのだ。
「すげえ、俺たちは、勉強もできて、運動もできる!!あいつら(進学クラス以外の他のクラスの生徒をさしている)とは違う!!」
それに同調するように、私のクラス(2年生)の生徒の内の一部も一緒に似たような声を上げ始めた。私は少し怖くなった。
私たちの合同チームより順位が下になったらしき人たちの中には、こちらを睨んできて、「なんだよあいつら」という感じのことを言ってきた人も居た。
切れて当たり前である。勝つことは良いが、人を蔑むことはおかしい。私はその様子を見て、進学クラスってやっぱりひねくれた人が多いのだと思った。(あくまで個人の感想)
まあ、ちょっと記憶が曖昧なので短い話だが、高校2年生の内で一番ゾッとした体験談だった。