『溝ネズミ』

『溝ネズミ』

溝溝溝
溝溝溝
溝溝溝溝溝溝溝

溝溝溝
溝溝溝
溝溝溝溝溝溝溝

(チュー!)

排水口流れる汚物
人類が委棄した廃物
その糞尿まみれ生きる俺の名は
ドブネズミ・ドブネズミ・ドブネズミ・ドブネズミ・チュー!

仕事仕事追われる社会人
日毎夜毎我ら齧歯類の為に
うんち・うんち・うんち・ブリッー!

(チュー!)

目を背けるな 覗いてみろ
己が生み出した 醜い塵芥を(チュー!)

お前の鼻孔は 求めているぞ
シゲキ的なスメル 巻き起こる脳震盪を(チュー!)

Deep Dirt!
いつでもお前の足下にいるぞ
バイオガス!
溢れ 溢れ 止まる事を知らぬ
アンモニア! 硫化水素!
二酸化炭素! メタン発酵! 大爆発だ!

(チュー!)

上役に指示され踊り狂うが如く
労働に勤しむ現代社会人
休息を知らず働き続ける
その姿は宛ら傀儡(マリオネット)の様

彼等は自らの鬱憤を脱糞と共に水へ流し
我々の住む世界へ押し付けてくる
臭いものには蓋をし
目の届かない下へ下へ

上へ上へと翼をはためかせる
“美しい人間像”は汚れ腐ったこの下水道の上に成り立っている
穢れを忘れた人類に自らの汚さを再認識させてやろう

我らドブネズミは今!
立ち上がる時である!

(チュー!)

ガス爆発終え 都市壊滅の中
ドブネズミ共が 地から這い出てくる
人類の汚穢 それに染まった
この牙で 病魔を与えてやる

我々の持つ汚さは 貴様らがくれたものだ
返してやるよ 全身で味わえ
その息絶えるまで 藻掻き苦しむが良い
己の汚さを 思い出しながら…

(チュー!)

sage