Neetel Inside 文芸新都
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コント集
引っ越し

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コント 引っ越し


A「あー、引越し屋さん遅いな、どうしたんだろうな。おっそいなぁ」

B「アリさん引っ越しセンターです! お待たせしました!」

A「いやー、何してたんですか、遅いじゃないですかー!」

B「遅れてすいません!」

B「でも大丈夫ですよ! 私、すごい引っ越し上手いから、任せてください!」

A「えー、いや、本当ですか? それなら、まぁ」

A「そんなすごいんですか?」

B「はい、学生時代、砲丸投げ部やってたんで任せてください!」

A「砲丸投げ!? なんか怖いなぁ……!」

B「じゃあ、はじめましょうか」

B「その前に、ちょっとトイレ借りていいですか?」

A「いいですよ」

(B トイレに入る)

(B トイレから出てくる)

B「あー、スッキリした!」

B「いやーすいません、それじゃはじめましょうか」

B「ピ」

(B リモコンでエアコンにスイッチいれる)

A「ちょっと!」

A「あんた今エアコンいれたよな?」

A「なにしてんの!? ここ俺んちだけど!」

B「ああ、寒かったんで」

A「いや、寒いけども!」

B「さぁ、はじめますか!」

(B ゲーム機を取り出す)

B「じゃあ、とりあえずギャラドス送ってもらえます?」

A「それポケモンだよね?!」

A「ポケモン通信のこと引っ越しっていってる!?」

A「なんで俺は金払ってお前にポケモン送らなきゃいけねーんだよ!」

A「狂った金持ちか!」

B「あはは、うそうそ、さぁいきましょう!」

B「では、これを運んじゃいましょうか」

(B ダンボールを持つ)

(B トイレにダンボール持っていき、便器の中に放り込む)

B「さぁ、引っ越し開始、と」

(B トイレのレバー引こうとする)

A「待て待て待て」

A「届かないから」

A「荷物が下水道通って、俺の新しい住所に着くと思う?」

B「そういう人工知能が搭載されている便器かと思いまして」

A「そんなもんあるわけないだろ」

A「っておい! 床にうんこ落ちてるじゃん!」

A「お前だろ! なんで外してんだよ!」

B「すいません、梱包しますね」

A「いや、すんなよ!」

A「うんこ引っ越してどうすんだよ」

A「俺が、自分のうんこ集めてるようにみえる?」

B「はい!」

A「初めていわれたよ!」

A「しかも縛ってるのこれ、なわとびじゃねーか!」

A「にゃんこスターか!」

(B 地面に急に這いつくばる)

B「えっさほいさ」

A「なになに? どうしたの? 急に」

B「アリが一生懸命エサ運んでたんで、手伝おうと思って」

A「アリさん引っ越しセンターってそういうこと!?」

(B 辺りを見回す)

B「うふふ、お客さん。このダンボール、絶対下着入ってるでしょ」

A「え? いや、違うよ、割れ物だって書いてあるだろ」

B「俺、匂いでわかるんですよ」

B「あなたの小さなアレを包んだ匂いが、充満してるじゃないですか!」

A「してねーよ!」

A「そして小さくねーよ!」

A「それ、割れ物だから!」

(B 勝手にダンボール開ける)

A「っておい、開けるなよ!

B「ほら、やっぱり下着じゃないですか!」

A「いや、どうみても皿だろ、皿しか入ってねーじゃねぇか」

B「え? だって、これ、こうもって、こうするんでしょ?」

(B 皿を股間にあてがったりする)

A「アキラ100%か!」

A「あのなぁ、いい加減真面目にやってもらわないと!」

B「はい、任せてください」

(B 荷物を持とうとするが、転倒する)

B「あー、ごめんなさい、おっぱいが滑った!」

(ダンボール崩れる)

A「うわーー!」

A「皿割れまくったじゃねーか!」

A「うわ! さっきお前が梱包したうんこのダンボールも飛び散ったじゃねぇか!」

A「皿の破片とうんこまみれだよ! どうしてくれんだよ、おまけに俺、血だらけだよ!」

A「あー、もう! この世から引っ越したいわ!」

B「まあまあ」

B「僕、社長から特別に伝授された奥義があるんで、それでなんとかしますよ」

A「なにそれ? この状況なんとかできんの?」

B「任せてください」

A「頼むわ、やってくれる?」

B「せいやーーーー!!」

(B おっぱいに、滑り止めシートを貼る)

A「その奥義、荷物運ぶ前につかえよ」



       

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