Neetel Inside 文芸新都
表紙

即興小説で15分で書いてみた
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寝返りを打つと、そこには小さな天使がいた。
「君の人生終わってるよ」

私は持っていたハサミで
その天使の羽根をバッサリ切った。
「何するのさ!」「ムカついたから」

そこで意識は途絶えた。
深い眠りにつく…。

翌朝のこと。
全身が痒い。痒い、痒い。
なんだこれは…
私は全身を掻きむしった。
「ひっ…」

ベッドの上には大量の羽根が散らばっていて
かきむしった両手を見るとそれは手ではなくハサミになっていた。

ああ、これは天使に逆らった罰なのだな…


女の部屋には
たくさんの瓶や注射器が散らばっていた。
後日発覚したのが、非合法の薬物多量摂取で幻覚や幻聴によるものから起こす副作用により
女は死んだという。

身体は全身切り刻まれていた。

       

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Neetsha