クエスト引受人

銃を得意とする、
レンネル・ジャーヴィッツは、
カカシの情報ばかりで賞金首の噂も少ないので、
クエストを受託してみることにしたが、
クラーケン新聞にのっていた、
ポルカの仇討ちの件がどうも気に掛かっていた。
「報酬は自分だなんて」

刀を得意とする、
六録緑もまた同じ新聞を見て、
「自分が報酬、これまた大きく出たな」

当然、新聞社にたれ込んだからには、
元々、仕えていた屋敷は出されてしまった、
はずである。

そして当然のことながらそこまで大規模に、
情報を伝えたということは、
仇に当然のことながら伝わっているはず。
「命が危ないな仇の名前は」
ダーファル・シキ

クエスト内容が本当にせよ嘘にせよ、
ポルカの身の上が危機に立たされているのは、
変わりは無い、
始めは情報筋として面白がられて、
口々に語られ、書きたてられるが、
徐々に忘れられていったらどうなる?
貴族に対しての名誉侵害で訴えられたら、
勝てる見込みはまずないだろう、
「厄介なクエストだ引き受ける人も
 いないだろうな」
ただ興味を持ったレンネル・ジャーヴィッツは、
「逆に、今引き受けたら名声をあげる
 絶好の機会かもしれない」
そんな理由で引き受けることを決めた。

六録緑は名声などおかまいなしに、
「ダーファルは刀を使うという、
 ならば、拙者の出番ではないか?」
ろくじぃは応える、
「常識で考えて、不利じゃよ、
 相手が決闘を引き受けるとも、
 しれないんじゃよ?」
「人の道に逸れた相手ならば、
 引き受けないとも限らないさ」


ダーファル・シキは考えていた。
「面白いことになった、
 ここミシュガルドは自由でいいな」
仇としてどのような刺客が向けられるのか、
そのスリルが中々楽しく思ったのだ。
「友達に自慢できるかもしれないし、
 ここは黙って、決闘を受ける事を認めよう」
油断だらけであったが、
ダーファルは腕には自信があったのだ。

こうして決闘の場所が決められ、
六録緑とレンネル・ジャーヴィッツは、
ダーファル・シキとの戦いに備えて、
2人でポルカと面談した、
「無茶なことをするね」
「無茶だってわかっても私の仇ですから」
「無謀なことでも通さねばならぬ、
 人の道というものがあるでござる」
「決闘お二人どちらかに受けて貰うことに
 なるわけですが」
「いや、向こうと話して決めよう、
 どちらか好きな方を選ぶだろうさ」
「どっちをとっても悔いは残らぬように
 したいものでござる」
2人で戦って決めても良かったが、
刀と鉄砲では釣り合いが取れないだろうと、
2人は戦うことを放棄したのだ。
sage