Neetel Inside ベータマガジン
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トンネルを抜けるとそこはゴージャスだった!

「遺跡!? いや古墳か!?」

「そのとおりですわ
 隊長さん、これこそが
 ミシュガルドの遺産ともいわれるもの
 皆様には村に入るためのおきてとして
 あの遺産の中で一晩すごしていただきます
 もちろん、皆さまごとに部屋は分けて
 ご用意いたしておりますし
 翌日、モノアイクロプスが
 皆様を仲間の下に連れていってくれるでしょう」

魔法使いの疑いはピークに達した

「隊長! メフエの言うことは筋がとおりません!
 メフエは住処に招待するといっていたはず
 メフエは私たちを!」

メフエはまぶたに笑みを浮かべた

「魔法使いさん、でしたら
 あなたは中に入らず外で待っていては
 どうかしら?
 私も仲間が来るまで待つつもりだから
 夜の番のおともとしては最適でしょ?
 私とあなたが一緒なら私も悪さをする
 すきも無いでしょうから」

「うーむ魔法使いに番をさせるのは
 悪いが、何にしても
 なにがしか術を見破れるのは
 君しかいないからな
 頼めるか?」

完全にメフエのペースだった、
それに遺跡荒らしも戦士も荷物運びも、
ありとあらゆる冒険者の一団は、
すでに遺産の中にある宝物で大喜び、
これを手付金だと考えて、
皆、メフエの仲間の住処には、
もっと素晴らしいものがあるに違いないと、
ああ!

「みんな寝に入ったようね、
 魔法使いちゃん、
 あなたも眠たくはなアイ?」

「メフエ、あいにくあなたの
 魅了や支配はこの魔眼の杖によって
 私には通じない」

「知ってるわ、
 ただ心配だから声をかけたまでよ
 だって仲間としばらくお別れに
 なってしまうのだから」

お別れ? いったいなにを!?

「――――――さあ
 眠りから覚めなさい!
 屈強なる戦士たちのカンオケ!
 超重戦亀ノッケルトル!」

       

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