Neetel Inside ベータマガジン
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今回はミシュガルド合同調査報告所~2~にある
ミシュガルドモンスター危険度一覧を参照させて
いただいて、登場したモンスターの
危険度をざっとまとめていこうと思う
ではまず全文参照


甲皇国生物調査隊危険度一覧表


バオアー(青字)
 基本的に無害。こちらから手を出さなければ被害はないが、
 100%の安全は保障できない

ヴェヒター(緑字)
 近づかなければ危害を加えないかもしれないが
 気分・空腹・縄張りへの侵入などがあると襲ってくる

イェーガー(黄色字)
 高い割合で同種以外に攻撃を加えることがある
 撃退・捕縛を推奨

ケッツァー(オレンジ色字)
 積極的に攻撃行動をとる
 殺害・破壊を推奨

シャルフリヒター(赤字)
 大規模な被害・全人類に対する悪影響等が
 可能である
 殺害・破壊を最優先

ナル(黒字)
 現在まだ生態・実態・行動原理・危険度が
 未知数で調査が継続されている存在。
 捕獲を優先


とある。

危険度自体は低いものから順で



バオアー
ヴェヒター
イェーガー
ケッツァー
シャルフリヒター



となるが、
多くの生物に関しては未知であり、
ナルの割合が多くなるだろう。

では今回の調査で発見された生物に関してまずは、
順を追って名前を列挙する。 危険度表記も暫定のものを

01 魔力吸虫【フシュケス】危険度ヴェヒター
02 ぬめり豚【キュキュラ】危険度バオアー
03 舌脚類【コプラパカ】危険度バオアー
04 単眼有翼種【パタメン】 危険度イェーガー
05 無眼竜種【ジャーナマレド】危険度ケッツァー
06 甲冑突き【アーマードペッカー】危険度ヴェヒター
07 巨人列石 危険度ナル
08 森林滑空【フライエイ】 危険度ケッツァー
09 樹幹猿人【サルガタス】危険度ヴェヒター
10 寄動菌子【マタンゴティ】危険度イェーガー
11 魔導巨顔【カオムジョウ】危険度バオアー
12 単眼種【モノアイクロプス】危険度ナル
13 巨大働き蜂【ゴレムバチ】危険度イェーガー※
14 岩肌擬態【ガンサイノス】危険度ケッツァー
15 超重戦亀【ノッケルトル】危険度シャルフリヒター

では一番目から順を追って解説付きで
今回の危険度評価について記載しよう

今回、魔法使いシャウル・マファラートの
報告(生物把握日誌)をもとに
派遣した合同調査隊の正式な調査を行い
シャウルらの旅の行程を追ってそれぞれの生物を補足
危険度についての評価を行った。

今回の調査員の構成に関しては、
自由に想像いただいて結構だが
(※魔法使いシャウルたちのことではなく
  正式な合同調査隊のことである)
危険度一覧表自体が甲皇国のものであることから
甲皇国寄りな評価になっているだろうが
まあそこは技術立国であるから
信用いただけるデータにはなってるはず。

さて前置きが過ぎたので早速いってみようか。

01 魔力吸虫【フシュケス】
危険度ヴェヒター

フシュケスは肩書の通り魔力しか捕食しない
このため魔力に縁遠いものは狙わない
魔法使いにとって脅威となり得るのと
この生物は幼体の状態だとトンボくらいの大きさで
群れを成して対象の魔力を吸いに周りを飛び回るため
ある種、完全体よりも幼体のほうが恐ろしいと言える
魔力欠乏は死にも値するが
基本行動がそこらの蚊と似通うので回避も可能なため
危険度はヴェヒターとした


02 ぬめり豚【キュキュラ】
危険度バオアー

キュキュラは食用家畜である
広くそこら中に存在しているようで
今まであまり把握されていなかったのも
湿地帯での調査を行わなかったからだろう
基本的に草食なので
危険度はバオアーでいいだろう


03 舌脚類【コプラパカ】
危険度バオアー

今回の再調査にあたって
ほぼずっとコプラパカに追跡されたが
捕獲も撃退もできないまでも
攻撃は受けなかった
それ以上の詳しい生態を知るのは
難しいが危険度評価としてはバオアーだ


04 単眼有翼種【パタメン】 
危険度イェーガー

魔眼を用いて攻撃してくる存在であり
厄介なのは魅了の魔眼によって
他のモンスターを従えているケースが
多々あったことだ
よってパタメンは
あらゆるモンスターの危険度を
自らの持つイェーガーまで引き上げるといえる
この存在自体も魔眼の危険性を考えて
危険度イェーガーとした


05 無眼竜種【ジャーナマレド】
危険度ケッツァー

竜種とされ、竜のうろこは持たないものの
非常に硬質の肌を持っている大きさも8m近いものも
確認されており好戦的である
くちばしによる突きは戦車装甲でも防げないだろう
このため危険度はケッツァーと考えられる


06 甲冑突き【アーマードペッカー】
危険度ヴェヒター

鳥の中でも足が速いほうであるが
なにより特筆するべきはその強靭なくちばしである
どうやら巨大な甲虫などを食べる時に
このくちばしを叩きつけるようで
群れに近づくのは危険である
だがうまく調教できれば旅の足として使える
危険度はヴェヒター


07 巨人列石 
危険度ナル

先の報告では森林を足元の草のようにして
立ち居並ぶ巨人型の大岩が数多くあったらしいが
我々の合同調査では見つからなかった
かわりに巨大な足跡があったことから
生物である可能性が浮上
このため危険度はナル
引き続き調査対象として探索されたし


08 森林滑空【フライエイ】 
危険度ケッツァー

非常に好戦的な森林群で滑空する存在である
というのもこの存在が生息しているのが
巨木の森であり高い飛行能力を活かせるだけ
空間があるため群れで襲い掛かられれば
獲物を切り裂く翼の餌食になるだろう
危険度はケッツァーである


09 樹幹猿人【サルガタス】
危険度ヴェヒター

森林の樹冠部分、極めて高いところに住んでいる
というものの食性が木々の若葉であることもあってだろう
主に巨木の上に巣を作っているが
四本の腕と長い中指で器用に木々を渡り
縄張りに入ったものを威嚇するために木の枝や
木の実などを投げてくるため
危険度はヴェヒターとした


10 寄動菌子【マタンゴティ】
危険度イェーガー

女性の姿に擬態しているキノコであるが本体は菌であり
胞子を吸い込むと幻惑作用が働き
マタンゴティに対して恋のような心拍数の増加が起きる
勘違いをするものも多いだろうが
人間を苗床に繁殖するキノコだといえば
その危険性は分かるだろう
危険度はイェーガー


11 魔導巨顔【カオムジョウ】
危険度バオアー

見た目に反して無害な巨大な岩の巨顔
常にこちらの方を向いてくるようであり
生きているようであって機械のようでもある
耳を当てると鼓動が聴こえるため
魔法生物の一種なのかもしれない
魔力反応の高い遺跡群で発見されている
危険度はバオアー
必要以上の干渉によっての崩落で
下敷きになるものがいる可能性からである


12 単眼種【モノアイクロプス】
危険度ナル

今回の合同調査のもとにした情報では
いくらか混乱の下となる存在である
メフエという女性と同種族とされるが
本人からは直接話を聞けていない
今回、住処があるとされる場所を
二か所めぐったがどちらも痕跡は無し
今後みつかることがあるかも分からないため
危険度はナル


13 巨大働き蜂【ゴレムバチ】
危険度イェーガー※

基本的に蜜を集めてるため危険性は無いと考えられたが
高い飛行能力と社会性から人間から物品を略奪することもあり
危険がある、単独での危険度はイェーガーだが
仮に仲間を呼ばれて群れをなされた場合
その危険度はケッツァーまで跳ね上がるだろうことから
注意されたし

14 岩肌擬態【ガンサイノス】
危険度ケッツァー

岩肌に擬態しているため気づかないことが多いが
登山中に遭遇したらほぼ死は免れないだろうことから
巨体を誇るガンサイノスの生息する地域には
立ち入らないほうが身のためだろう
危険度はケッツァー


15 超重戦亀【ノッケルトル】危険度シャルフリヒター

山が吹き飛び、巨大なクレーターが残っていた
それ以外に観測出来たものはないが
その威力と遠方に飛び散った山から出土する鉱石や
地層にある破片が周辺に火山弾のように散在することから
その威力は大戦時に使われた
いかなる爆弾よりも強力だと考えられる
このため仮にノッケルトルなる存在がいた場合
その危険度はシャルフリヒターとなるだろう
近しい出来事であるので注意されたし




今回の合同調査における
生物危険度はこの通りとなる
かの生物たちがいる地域へ
調査に向かうものは最大限の注意をして
臨めと念を押しておく

では冒険者たちに幸多きことを!

       

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