Neetel Inside ニートノベル
表紙

インターネット変態小説家
あーもうあーもう

ロックベリーよりも早く叩けばいいのだ。

イルミナティによく似た回覧状の偏屈的倉庫に足を運ぶ間際、夕日に沈むように作劇がいた。
「何をしているんだ?」
「フラジャイルに沿って流れていれば球体の外は背伸びをしているわ。」
「つまり、究極は流動するマシンガンの連続性にあらず静止画はいつから動き始めるのか分からないと言うことか?」
「砂粒の数を数えるようなものよ。ちなみに扉は3回閉まった時から少なくとも昨日までは眠れずに困っていたようね。」
「最近寒くなってきたのもあって、冷房は切って熱を取り入れるために下の方からの気流を利用した方がいいと思っていたんだ。」

彼女に別れを告げ倉庫の二階に上がる。
裸電球はチカチカと点灯し、陽の刺さない屋上は実にこんなにも広大な草原が広がってるとは誰も知らないのだろう。
寝そべるのも気持ちいいなと思ったが変な虫がいても嫌なのでやめておいた。

約束の時間までもう少し。渡された時計を見ると迫り来る『ヨークラン』の文字が電光掲示板のように右から左へ流れていた。
母方の祖母が毎週家へ通って子供の相手をしてくれていたのを思い出した。

「遅れてすまない。金槌が柔らかいとは知識に対する優位性を利用した既述トリックのようなものだとあれほど言っておいたのにな。」
二人やってきた。木の葉が舞うのは空気の抵抗を受けているからだ。物体が落ちるのは重力があるからでこれはニュートンがリンゴの落下を見て発見したと伝えられている。
「それで?なんでここに呼び出したんだ?」
「亀を追いかける際俺が亀の位置についた頃には亀はその先へいる。一生追いつけないのかもしれない。」
「亀を基準にするとそうなるが君が亀を待つつもりがないなら道を基準に考えた場合君の速度を参照して亀より早いのなら亀がその位置に着いている頃には君が既に踏破していることになるな。」
「いつだって言っていることじゃないか。」
「昔から何も変わっていないのだろう。」

絡み合った電線は火花を散らし、あたかも愛し合う恋人のようだと人々の心に想起させた。たったそれだけのことでこの街は数年間続いた出生率の低下を解消し人口を向上させたのだ。

「必要なのは言葉ではない。俺たちは俺たちが作った価値観で世界を測ってはいけないのだ。」
「下にいる女とはあったか?君とは話が合いそうだ。」
俺は皮肉げに言い放った。何かに支配されている気など微塵もしていなかった。

「それもいいだろう。だが君に渡した暗号があるだろう。ここ最近は人々の入れ替わりが激しい。心の入れ替わりだ。合言葉は人間の作ったものだ。世界の影響を受けない。」
「ヨークラン?」
「なるほど。それか。」

「世界の均衡なんて誰も気にしてないよ。傾いたことは知っておきたいかもしれないね。自分がどう言うふうに立つのがいいのかは情報が欲しいだろう。」

道なりに進むSLは白い煙を吐き出しながらガタンゴトンと頭上をかける。銀河鉄道だ。落っこちて死んだら誰が保険を払うのだろう。

この世には必要な情報がない。僕らは何をしているのだろう。部屋に貼ってあるポスターはクネクネと体を捻る女性が水着を自ら解き誘っている。フェミニストはこのようなイラストを許容しているのだろうか。自らは男の水着を楽しんでいるのか。

木星という曲は木星を知らない時代の人が作った曲だ。イメージは先行する。感受性は事実を作り出し人々はその空想を生きる。
『正しさ』は事象ではなく概念だ。人が作り出したものなのでこの世にもまだ残っているのだろう。俺は人間であることを誇りに思う。

「もういちど。あの女の人と話してみるよ。答えが知りたいんだ。久々にそう思った。」
「俺もついていっていいか?君のその熱意はきっと誰かの心を動かすだろう。」
「あぁ。共に行こう。」
倉庫の階段へと向かう。その時、ドアの影から何かが覗いた。女性の顔だ。ここまできていたのか。花瓶に水を入れたまま放置しておいた花は根腐れ枯れ果ててしまっていたらしい。だがその顔の向きではどうもおかしい。それではまるで……

女性の首は切断されていた。目から口から首の切れ目から血が滴る。
黒髪で長身の男が顔を歪めながらこちらへと向かってくる。女性の生首の髪を引っ張り振り回しながら歌う。

「らったったぁらりびたびりったんりっだんれったんるったんりったんどぅだばれったったぁらりびたられっだんりびたらるっだんれったんどぅれべれべれべたんれべだんどぅらばりびたりりっだんれっだんどぅらばりびたりれっだんりっだんどぅらばりびたりりっだんりびたりりっだんれっだんりっだんれっだんりっだん……」

黒髪の男は女の首を高速で振り回し、近くにいた待ち合わせの男にぶつけた。男の頭は陥没し死んだ。殺人鬼の男はこちらに向かってくる。

懐からとりだした銃器を乱射し周りにいた500人を殺した。
その後刀を振りまわし7000人殺した。
爆弾を投げ32万4692人殺した。
首のない女の体を取り出し服を剥いで性器をよく見えるように晒しながら街中を闊歩した。
そして踝あたりを握り振りまわしビルを8万2000棟、住宅を68万1700軒倒壊させた。
左胸を引きちぎりピッチングした。
教育機関が崩壊した。
右胸で政府が陥落した。
内臓を振り撒いた。
胃でロシアが消滅した。
肺で韓国が焦土と化した。
腸で縛り上げられたアメリカは身動きが取れずに死んだ。
大腸を放り投げユーラシア大陸を沈めると心臓を握り潰し、その他全ての国を亡きものにした。
膣の中に天皇とその子孫全員を入れグチャグチャにして子宮に詰めた。
それを投げると日本が最初から無かったことになった。

残った皮を剥ぎそれを着込む。筋肉を食べて7垓年生きた。骨で作った家に住んだ。気がつくと8532596535887621384178931136871387531669756324789645179325963411369874231368741369632114865423648965238753218964125879548993146860605540065365526972698753197999999999999955212687423314896324896325896635896311057662480611354893558621896354896652441668450822888052665599408054398858834417527858522588996665年が過ぎた。

最後世界に余った物を投げると宇宙がその姿を消し二度と現れることはなかった。
表紙

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Neetsha