勢いでパーティーを抜け出してしまったものの、これからどうするかな……
「取りあえず、娼館行って一発抜いてから考えるか」
そうと決まればギルドでお金を降ろしてこよう。
◇◇◇
スイングドアを勢いよく開けて俺は真っ先に受付に走った。
「イチロウさん、今日はどのような御用ですか?」
今日も受付嬢のビビアンちゃんはかわいいな。それに胸も大きいし、何度想像してオナったかわからない。
いつも俺に笑顔で接してくれているから、きっと俺に惚れてる(確信)
「え、え、えと、お金をひ、引き落としに、き、来ました」
「ではギルドカードを提示してください……えと、このカード失効してますね」
「……え?」
「どうやら先ほどパーティリーダーの方が来て、あなたのギルドカード停止の申し込みをしていたみたいです」
「え? そ、それじゃ、あの、お金は……」
「残念ですが、引き落としできませんね」
くそ、マサヨシの野郎……! 報酬を独り占めする気だな!
俺がパーティに加入していた以上、俺にも報酬を受け取る権利がある! それをあいつは……!
「くそ、あいつぶっ殺してやる……」
こうして俺の復讐劇は幕を開けた。