Neetel Inside 文芸新都
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ナンに多めにキーマカレーをつけて吸い込むようにして
口に放り込んだんや。 

「あ、おいしi」と思った瞬間に強烈な火炎放射が
喉から吹き出してきた。

思わず咽せた……キーマでこの辛さはやばい……
いや、というかこの辛さでこのキーマのミンチはやばい……

普通、キーマのミンチってカレーとナンとかにうまいこと絡み合って
ナンの重量感をうまいことカレーの味でカバーしてくれる上に
ミンチの食感で肉とパンと調味料の3pが成立する筈やねん。

でもな、これな……ナンがカレーの辛さを拒否ってしまって
全然絡みついてくれてないのが分かる。
ナンの重量感と、カレーの味がほぼ9割辛さで独立してて
ミンチの一つ一つが辛さと絡み合って火山弾のように喉に
突き刺さってくる。

これをスープのようにすすろうものなら、
喉の中が火炎放射され、砂利のショットガンが喉を叩くような
感触に思わず、むせることは間違いない。

       

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