「WALK!」The Mad Capusule Markets

動画はこちら(ライブ映像の一曲目。日本語歌詞バージョン)
https://youtu.be/O9v8Q75G_CM


※今回、話の構成上仕方なく娘の通う小学校の実名が出ています。個人特定などしないようお願い致します。


 今年小学一年生になった娘の通う、市立マッドカプセルマーケッツ小学校の運動会に行ってきた。おそらく全国の小学校でも最も選ばれているであろう、「パプリカ」のダンスを、娘は家でも練習していた。もう一曲はテンポの速い曲が生徒のアンケートで選ばれた。マッドカプセルマーケッツの「WALK!」である。「パプリカ」ほどではなくても、全国の運動会で使われている人気曲であろう。
 マッドカプセルマーケッツ小学校では、教科名が「国語」「算数」などではなく、マッドカプセルマーケッツの曲名となっている。

「プロレタリア」(国語)
「ノーマルライフ」「GAGA LIFE」(生活)
「SYSTEMATIC」(算数)
「消毒 S・H・O・D・O・K・U」(読書)
「神歌」(KAMI-UTA)「ラ・ラ・ラ(僕がウソつきになった日)」(音楽)
「HUMANITY」(道徳)
「生まれたばかりの絵画を燃やせ」(図画工作)
「CH(A)OS STEP」(体育)
「ASPHALT-BEACH」(プール)
「公園へあと少し」(終わりの会)

 開会の挨拶などが終わった後で、朝礼台の上で教頭先生が歌う「POSSESS IN LOOP」に合わせて全校生徒が体を動かす。1年4 PLUGS組(2組)の娘は白組である。家族全員罹患してしまったインフルエンザの後なので、まだ体力は全快ではないのだが、出来る限りの精一杯の動きでマッドの曲にノッている。運動会に間に合ったのがせめてもの救いである。思ってた以上の暑さで1歳10ヶ月になる息子はぐったりとしているが、曲がかかれば反応して縦ノリしている。

 場所取り合戦には参加しなかったが、聞いた話では7時半開場の30分前には長蛇の列が出来ていたという。運動会パンフレットの注意書きには、撮影した写真や動画をネットにアップしないように、だけではなく、「小型でもドローンによる撮影は禁止です」という初めて見る文章があった。去年の幼稚園の時はそんな文言はなかった。確かに近所の電気屋にもドローンが売っているし、家の前の公園でセグウェイに乗る中学生を見た事もある。時代は変わる。マッドカプセルマーケッツもアルバム「DIGIDOGHEADLOCK」以降打ち込み主体となった。当時はそれ以前とそれ以後を分けて聴いていたが、今では全時代シャッフルで聴いていてもあまり気にならなくなった。「DIGIDOGHEADLOCK」以前も以後も好きである。
 終盤に5、6年生による組体操があったが、てっきり今の時代安全性第一でもっと穏やかなものになってると思ったら、私の記憶の中にある、自身が演じたものと大差なかった。完成度は高かったが、自分の子供達が同じ事をやれるようになれるのかという不安も感じた。

 娘達1年生によるダンス競技の時間になり、「パプリカ」のイントロが流れ出す。体力面で不安はあっても、運動会の練習以前から踊っていた曲であるから、曲の途中の移動でもたついた以外は十分に踊れていた。運動会直前にインフルエンザで休んで練習出来ない期間があった娘の事を、周囲のクラスメイト達もサポートしてくれていた。
 続いてマッドカプセルマーケッツ「WALK!」のイントロが始まる。ハイハット連打の印象的なドラミングで生徒達がさざ波のように揺れる。力強い演奏が始まり、野太いボーカルの英語詞が響き渡る。曲のイメージに合わせてか、複雑な振り付けではなく、オールブラックスのハカにも似た原始的な躍りである。サビに合わせて激しく地面を踏み行進する彼らの様はまさに「WALK!」であった。

 玉入れや50メートル走を無難にこなし、1年生の参加する競技は終了した。保護者は自分達の子供の出番がなくなると早々に帰る人も多いので、終盤は観覧スペースにも余裕があり、息子も機嫌よく遊んでいた。最後の得点発表の際は朝礼台の後ろで見ていたのだが、僅差での白組勝利で場内が歓声に包まれた後、「ほな次わいのマイクパフォーマンスの時間でんな」というように朝礼台に昇ろうとした息子を必死で食い止めた。

 帰宅後おやつを食べた後で少し休むように娘に言うと、たっぷり三時間以上昼寝をしている。息子も同様に。まだまだ体力が戻りきらない中でよく頑張ってくれた。お疲れ様。

(了)