Neetel Inside 文芸新都
表紙
「そして流れだす」


そして流れだす瞼の溝に
光をはらむ川の水。
予感でいきづく睫毛のあいだを
こがね色の息吹きが鳴りわたる

流れる光のふるえを歌え、
おののく空間のとばりをやぶれ、
まばたきほどのわずかな時間で
世界の重みをふりほどけ!

鳥は絶壁をおそれはしない、
悲しみは光に追いつかない。
硝子(ガラス)のような跳躍の先で、

砕けちる肉体の輝ける核で、
命が絶えゆくまぎわに映る
瞳の光よ流れだせ


(2019/12/24 Tue.)
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