Neetel Inside ニートノベル
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SIGURE The 1st Opera
乱骸の章

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墓石の上で、踵で拍子を取りながら、真夜中に骸骨が舞踏の調べを奏でた。



冬の風は吹きすさび、夜は深い。



菩提樹から漏れる呻き声。



青白い骸骨が闇から舞い出で、屍衣を纏いて跳ね回る。



魂が現世に彷徨い続け、悪霊化するのを防ぐ為に、人を冥府へと導いていく。



大鎌を振り回しながら、クルクルと死の舞踏を舞う



その鎌を振り上げて、魂を獲っていく。



鎌から逃れるためには、他者の魂を捧げなければならない



ふと風向きが変わったとき、突然踊りは止んだ。



暁を告げる鶏が鳴いたのだ。

       

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