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②疑問、外側と内側の間

拝啓、幸せな死
滅亡の情報が設定されてないこの物語
この世界、舞台である役西暦4000年の東京

人々は1000年前に滅んでいるが
この街に死体は存在しない

西暦4000年と設定されたものの
この世界が誕生したのは3日前の私の目覚めから

異変のあった西暦3000年は私の過去情報として確定された

それより前の世界に関しては西暦という基礎を元に情報として認識できるけど実際には実在しない







おはよう。
私は今日もベッドで目を覚ます

朝食は賞味期限切れの鯖缶
期限が切れようと身体に害はない
この患者は薬につけられてあるから

鯖とフォーク
私は薬漬けの患者
死んだソレにメスを入れる
やっぱり味噌味だったね

カコンカコンと錆びたベランダに雨が跳ねる音、今日は雨だ

黄緑の長靴に足を差すが傘はささない

玄関を開けた
いってきます

…今日は昔通っていた大学に向かおう
特に予定もなく思いつき

そんな目的地の道中、機能してない服屋を見つけた
歩道から覗いた店内からはマネキン達が私を見つめている

人の声のなくなった街で私は服屋のドアをノックした
幸いな事にこの店は自動ドアではなく機械仕掛けの店員もいない

私は店に入った

服屋のカウンターでは動かなくなった店員が眠っている

イヴ「いま暇してる?」

私はマネキンに声をかけた


世界を作る練習、
マネキンの返事を創造して
存在しない言葉と会話をした

お昼過ぎまで会話は続き
私はお腹が空いたため服屋のマネキンにさよならを言った

店を出る

向かいのパン屋の機械に声をかけられた

機械店員「おひとついかが?」

彼からホットドッグを買う。
私はしなしなのパンを頬張り道を歩いた

30分ほど歩くと目的地が見えた
大学、特に目的はない
そんな目的なき目的地の門をくぐる

中央校舎は解放されたまま

一階の廊下をなぞる私の足音
ふと横に写る教室を覗いてみた

机や棚のない部屋に
無機質なイスが並ぶ
その1列に並んだイスの左から2番目に
機械人形が座っていた

私は先程の服屋から拝借したブランケットをソレに掛けて教室を出る
そのとき目に入ったーー、

【世界の外側にて王を待つ】
それは大きなポスター

そしてその文字はマトリョシカ構造を認知しての文、
マトリョシカ構造という言葉の発生は
この世界より1つ外側の世界
つまり私からした上次元だ

この世界からした4次元への間
つまり3.5次元としての情報体
そして外からした3と3の間になる


上次元の認知ができるのは
王の資格を持つ者、つまり世界の主人公
そうなるとこのポスターの正体は
この世界の書き手本人の干渉または
この世界に私以外の王が存在確定していた事になる

もしも上位者による干渉の場合は
世界の所有権を持つ以上は不思議な事ではないのだが

別の王が確定した場合、
その場合はこの世界のルールにしたがった上でこのポスターを用意した事になる…
つまり人類滅亡前にもう1人の王が存在していたことになる

過去からの怪文

さて、私は世界のもう1人の主人公と
コンタクトを取らなければいけない

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