Neetel Inside 文芸新都
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脳内麻薬が氾濫したら・・・
病的な疲労

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 勤務初日となったのは、働こうと思いったってから更にひと月後くらいだった。
仕事をするという気の張った状態っだったので、気分の変化にも神経が向かわなかったし、それなりに動くこともできた。
 初日は指導の方と一緒に配る場所を数カ所めぐり、配り方の要領や、帰ってからの報告書の記入の仕方を教わるなどで、2時間足らずで終わった。
出勤2日目。この日は3〜4時間ぐらいの勤務だった。
ティッシュを配るだけなので頭を使うこともなく、難しくもないのだが、とてつもなく疲れた。

 その日は疲れ過ぎが原因のような不眠状態で朝を迎えてしまった。
眠れてないし、昨日の疲れも全然とれてない。
今日も仕事があるのに・・・。
 それは、今まで感じたことのない異様な疲労感ーーー。
少し出かけてみることすら、ままならなさそうな疲れ具合・・・
これでは仕事は続けられない・・・・・・
そう感じて、この日のうちに辞めるという旨の電話連絡をした。
 疲れぐらいで…って思われるかもしれないけど、しょうがない・・・
正直に「とてつもなく異様に疲れて今日も出れそうにありません」と電話越しに伝えた。

       

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Neetsha