Neetel Inside 文芸新都
表紙

見開き   最大化      

 中途半端に飲んだ抗うつ剤が、中途半端に効いて切れたのだろうかー・・・。
とにかく、この時の疲れっぷりが病的にひどかったので、やっぱり私はまだ病気なんだろうなぁ…と、思った。

 その数日後もお茶に誘われて出かけて行ってみても、私はただ黙って座っているだけだった。
   ーーーーーなんとな〜く気分が浮かない・・・。
無表情で座っていたと思う。話しかけられれば返事くらいはするが・・・
「楽しくない・・・しんどいー・・・・、ウチで一人でいると死にそう」なんて言っていた。

 みんなが、 多治見さんは今はそういう状態なんだ…と理解してくれているようで、こういう気心の知れた友達とは、誘われればお茶ぐらいには行けた。
楽しくはないが、どこに行こうが、何をしようがどうせ楽しくない。
黙ったままブスっと座っているだけの私を気にせず、みんなはいつも通り楽しそうに談笑してくれていた。
家に一人でいると、ホントに死にそうだった。

       

表紙
Tweet

Neetsha