Neetel Inside 文芸新都
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 通院を続けるのも億劫に思えた。
いつまで通院しなくちゃいけないんだろう…どんだけ通い続けても良くならないじゃん・・・
・・・って、ある日首を吊った。本格的に準備してではなく、衝動だった。
つま先がついた。
  ーーー私は一体、何をやっているのだろう・・・ーーー
この日は診察予定日、とりあえず病院に行こう・・・。

毎日、毎時間、毎分毎秒、意識があることに耐えなければいけないのがとてつもなく苦痛で、一秒一秒を過ごしていられなかった。
毎瞬がツラい。
生きていられなかった。あの時はもう、どうしようも・・・どうしても・・・・
・・・・・試しにでも吊ってみないと、どうにも気が済まなかった。

どうせ死んでたかもしれないし、どんな薬が出てきても飲もう…抗うつ剤でも・・・
そう思いながら病院へ向かった。

       

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Neetsha