Neetel Inside 文芸新都
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 周囲からの扱われ方や状況で自分が患者とされている…と気付きはじめ、「入院です」と言われ愕然とした。この病院での入院とは閉じ込められること、
入れられたらなかなか出てこられないことを噂で聞いていたからだ。でも、ここで抵抗でもしようものなら保護室行きだ。
 診察室から病室に行く途中にトイレに寄らせてもらった。トイレの窓からSOSのメモを出そうという考えがあった。最後の望み・・・・・
外へと通ずる窓はなかった。もう、逃れられる期待は失った。廊下で待っていた家族とともに、病室のある棟へと看護師に案内された。

       

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Neetsha