Neetel Inside 文芸新都
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 廊下にあった予定の書いた黒板だが、日にちが正確に書き換えられていない。
入院初日、◯月◯日火曜日 この日はあっていた。就寝した翌朝、ちゃんと日にちは進んでいた。水曜日と・・。一旦、木曜日まで進んだが、また水曜日に戻っている日があった。
その後この黒板の日付は私がここから出されるまでずっと水曜日のままだった。
 何か仕組まれている…私を試す?だか、騙す…、みたいな・・・良からぬ策略を練られているように病院に疑心暗鬼になった。

「なんか違うみたいよー、トイレも自分でいけるしー」ナースセンター内からスタッフの電話している声が聞こえてくる時があった。
「もうこっちもいっぱいなのよねぇ〜」とか・・・前者の発言は私のことかなぁと思った。

       

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