病院スタッフの出入りの瞬間にだけ少し鉄格子越しに閉鎖エリア外のエレベーターホールが見えた。この瞬間、外の世界への憧れが強く沸き起こった。
何が欲しいとか、何が食べたいとかは一切思わない。
ただ、この“檻”から出たい・・・。
エレベーターホールを歩いている人たちがとてつもなくうらやましい・・・

 精神病とは全く思えない人たちまでもがたくさん閉じ込められて暮らすこの世界。私はここで不当に虐げられながら一生暮らすのか・・・?
ーーーせっちゃんが洗濯した服を干す時に 見えた窓の隙間の外の世界は 輝かしすぎて・・・宇 宙 の よ う に 思 え たーーー